2016年8月1日●新刊『地方創生の罠』(イースト新書)8月10日に発売 |
この本を書くことになったきっかけは、いま流行りの「ふるさと納税」の仕組みに疑問を抱いたことです。結局、誰も得していないうえ、ブームが過熱すればするほど地方経済は疲弊するのに、誰もそれをはっきり言わないことが、納得できなかったからです。 この本では、「ふるさと納税」以外に、「プレミアム商品券」「ゆるキャラ」「B級グルメ」「リニア新幹線」「太陽光発電」「マイルドヤンキー」「地方銀行」「地方議員と地方議会」など、ほぼあらゆるものを批判しています。 そして、現在のままの地方創生策が、完全な「愚策」であり、私たちにとってなんの利益ももたらさないことを論破しています。 そもそも、人口減少、少子高齢化が進むなかで、いままでどおりの地方(日本全体)を維持すること自体がおかしいと思いませんか? また、地方とは田舎なのですから、不便で仕事が少なくてなにが悪いのでしょうか? 余計な地方創生策などしなければ、地方は都会とは違う、豊かな自然のなかで、それなりに幸せな生活が続けられるのです。 というわけで、以下、目次を紹介しておきます。
はじめに 第1章 「ゆるキャラ」「B級グルメ」は効果なし 第2章 「ふるさと納税」「プレミアム商品券」の欺瞞 第3章 「成長しなければならない」という神話 第4章 国にも自治体にもアイデアなし 第5章 ソーラーパネルによる環境破壊 第6章 新幹線、リニア新幹線が地方を滅ぼす 第7章 ロボットカーが走るという未来 第8章 消滅の危機にあるヤンキーを救え 第9章 地方銀行の崩壊が進んでいる 第10章 地方議会、地方公務員なんていらない 第11章 バラマキ政治は必ず破綻する おわりに
|