16/12/26●雑誌不振が鮮明に!販売額41年ぶりに書籍を下回る |
出版科学研究所の調査によると、出版物の1~11月の販売実績を基に算出した出版物推定販売金額(電子出版を除く)は、雑誌が約7200億円で前年比7.7%減、書籍は約7300億円で前年比1.6%減となり、41年ぶりに雑誌が書籍を下回る見通しとなった。雑誌は19年連続、書籍は10年連続の前年割れ。 この最大の要因は、コミック誌が売れなくなったこと。漫画は電子配信が進み、その結果、紙が食われるというカニバリズムが進んでいる。 なお、書籍と雑誌を合わせた紙の出版物全体では、前年比約4.7%減の約1兆4500億円となり、35年ぶりに1兆5000億円を割った。前年割れは12年連続だ。 |