17/03/01●東京国際ブックフェアが中止に追い込まれる |
ついにと言ったほうがいいだろう、年々、活気を失ってきた「東京国際ブックフェア(TIBF)」が、今年は中止されることになった。主催するTIBF実行委員会とリード・エグジビション・ジャパンが開催休止を、このたび発表した。 TIBFは1994年から開催され、昨年で23回目を迎えたが、ここ数年、急速に活況を失っていた。その原因は、日本経済の低迷と同時に進んだ出版不況と、電子書籍の普及により紙書籍の低迷のダブルパンチを受けたことだ。 これにより、版権取引なども減少、内外の出版社は出展する意義がなくなった。また、電子書籍側にしても旧来型のブックフェアにわざわざ出展する意味合いはなかった。 リード側は、開催方法を再考して2018年9月の開催の再開を目指すとしているが、再開する意味はないだろう。 |