山田順プライベートサイト

　たまには人気にとらわれず、本当に強い馬を買おうと、ダービーではアドミラブルを買った。魔が差したとしか言いようがない。なんと、アドミラブルは1番人気になってしまい、レースは超のつくスローペース。これでは、万事休すだ。

　直線、猛然と追い込んできたものの、結局、届かなかった。

　しかし、どう見てもアドミラブルのほうが勝ったレイデオロより強い。秋は、菊花賞は間違いなく、出ればジャパンカップも勝てるだろう。

　などと思いつつ、月日は過ぎていく。今年はなぜ、こんなにも暑いのか？ もはや真夏で、このあと梅雨が本当にやってくるのだろうか？

　今週の安田記念で春のG１は終わる。思い返せば、ルメール一色である。もし、安田記念も勝てば、ルメールはなんとG14連勝の偉業を達成する。しかも、騎乗するのは、前哨戦のマイラーズCを勝って、1番人気になりそうなイスラボニータである。G14連勝は確実に視野に入る。

　しかし、イスラボニータを買うわけにはいかない。なにが勝つかを予想するのと、どんな馬券が出るかを予想するのとは、根本的に違うからだ。これをはき違えて、ダービーで最強馬を買ったら、馬券にはならなかった。

　安田記念で、これをもう一度やるわけにはいかない。

　そこで、買うのは、最近、完全に見放されるようになった香港馬ビューティオンリーだ。その理由は、じつにシンプル。イスラボニータのボニータはスペイン語で「美人」。ビューティは英語で「美人」だから、同じ美人なら、ボニータよりビューティのほうにしてみようということだ。

　もしかした「美人馬券」で、ビューティ＝ボニータとくるかもしれない。