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[284]国民絶望、政府大成功のアベノミクスの4年半
2017年 7月 26日(水曜日) 02:18

7月24日、25日の衆参両院の閉会中審査が終わって、安倍政権はますます窮地に陥ったという印象だ。このまま安倍政権がレイムダック化すれば、アベノミクスも終わってしまう可能性がある。

 そこで、アベノミクスとはなんだったのかを、改めてまとめておきたい。

 

 アベノミクスと言えば、「3本の矢」である。すなわち、「大胆な金融緩和」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」の三つだ。

 それでは、「新3本の矢」がなんだったか覚えている人はどれほどいるだろうか? 新3本の矢とは、「希望を生み出す強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」である。

  では、このような新旧の矢のち何本が的に当たっただろうか? 1本も当たっていというのが、本当のところではないだろうか?

 矢が何本あろうと、アベノミクスが目指したものは、一にも二にも「デフレ脱却」による景気回復と経済成長だったはずだ。それが、今日まで達成されていないのは明白だろう。

 ところが、首相官邸のHPは、“自画自賛”のオンパレードだ。ここでは、アベノミクスの成果が何項目にもわたって併記され、「成果、続々開花中!」という吹き出し付きで紹介されている。

http://www.kantei.go.jp/jp/headline/seichosenryaku/sanbonnoya.html

  

 すでに何度も書いてきたが、アベノミクスの第1の矢「大胆な金融緩和」(異次元緩和)は、完全に失敗である。目標は「物価上昇2%」による「デフレ脱却」だったが、先日、7月20日に行われた日銀の政策決定会合で、この目標はまたも先送りされた。前回までの「2018年度ごろ」から「2019年度ごろ」となり、来年4月の黒田総裁の任期切れより1年も先に送られてしまった。これを「失敗」と言わないで、なにを失敗と言えばいいのか?

 次は、異次元緩和のこの4年あまりで、日銀がどうなったのかの大まかなまとめだ。これを見ると、ほぼなにも起こらなかったことがわける。

           13年3月  17年6月
 マネタリーベース  138兆円  468兆円(+330兆円)
 日銀の国債保有残高 165兆円  501兆円(+336兆円)
 日銀当座預金     47兆円  363兆円(+316兆円)
 銀行預貸ギャップ  214兆円  263兆円(+ 49兆円)
 企業内部留保    306兆円  375兆円(+ 69兆円)

 

 マネタリーベースが330兆円増えているが、これは日銀が黒田バズーカ砲の下にせっせとお札を刷って、国債を民間の金融機関を通して購入しまくったからだ。そのため、日銀の国債保有残高が、マネタリーベースとほぼ同額の336兆円も増えた。

  しかし、民間金融機関は国債売却で得たおカネを、日銀当座預金から引き出さなかった。見ればわかるように、これも316兆円増えているからだ。つまり、おカネは日銀のなかに溜まっただけで、「ブタ積み」されたのである。

 それなのに、「異次元緩和」だと言い続け、メディアも緩和、緩和と言ってきたのが、この4年あまりだった。

 

 なぜ、こうなったかは明らかだ。少子高齢化、人口減社会では、民間に資金需要がないからだ。経済規模が縮小していくなかで、誰が国内投資をしようとするだろうか? デフレが続くなかで、誰がモノを買うだろうか?

 民間金融機関にとっては、日銀当座預金のおカネを置いて置くほうがいいに決まっている。なぜなら、日銀当座預金の超過準備分には付利0.1%がつくからだ。

 つまり、異次元緩和は、見せかけだけ、アベノミクスは口先だけに過ぎなかったのだ。

 

 ただし、異次元緩和は、日本経済、国民生活にとっては失敗でも、政治家と官僚でつくる政官政府にとっては「大成功」だ。長期金利を0%付近に張り付けたままにできたからだ。

 もし、金利が急上昇するようなことがあればどうなっただろうか? 国債利払い費がかさみ、その分、税収が吹き飛ぶ。すると政府は、場合によっては予算が組めなくなり、役人の給料さえ払えなくなる。こうした事態は先送りされたのである。

 政治家と官僚にとって、景気を回復させる理由はなにもない。なぜなら、景気がいいと民間でおカネが回るから、国民は政府を頼らない。しかし、景気が悪いと国民は政府を頼り、政治家と官僚は権力を強化できるからだ。

 

 しかし、安倍政権が弱体化したいま、いつまでこんなことを続けられるだろうか?

 すでに、欧米の中銀は、緩和政策の出口に向かって動いている。FRBは緩和を縮小し金利も引き下げた。さらに、今後も金利を上げると市場に約束している。こうなると、海外の長期金利が上がり、それを受けて日本も金利を上げざるをえなくなるときが来る。

 そのとき、日銀が買い溜めた国債を買い取るような金融機関が存在するだろうか?日銀に出口なしとなれば、国債暴落が起こりかねない。ここまでお札を刷りまくったのだから、一旦インフレに転じた場合、それが穏やかなインフレで済むという保証はない。

 2020年、東京五輪を日本はどんな状況で迎えるのか、皆目、わからなくなってきた。今年の夏は格別の暑い。この暑さが和らぎ、秋がきたとき、はたして政局はどうなっているだろうか?

 

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