メルマガ[371] 静かに、そしてじわじわ広がる「東京五輪でボランティアなんかするな!」運動 |
No.371 2018/05/22 いまの日本はなにかと言うと、「東京オリンピックまであと◯◯日です」と、まるで、政府も国民も一丸となって取り組まなければいけないような雰囲気が醸成され、オリンピックがあたかも「国民運動」のようになっています。 しかし、オリンピックとは、そこまでして国民が取り組まなければならないイベントなのでしょうか? そんな疑問もあったのか、いま、「ボランティアなんかするな」という運動が広がっています。ボランティアとは名ばかりで、タダ働きさせられるだけだからやめたほうがいいと言うのです。 たしかに、いまのオリンピックは、ビジネスとして行われる巨大なスポーツイベントにすぎません。ビジネスですから利益を得る主体があります。そのために、なぜ無償のボランティア(=タダ働き)をしなければならないのでしょうか? [目次] ───────────── ■国立競技場で日の丸の小旗を振った ■11万人のボランティアなしでは成り立たない ■タダボラの汗と努力はJOCと電通の儲け ■協賛金4000億円集めても報酬を払わない ■スキル人間をタダで使うという詐欺行為 ■ボランティアを無償と考えるのは日本だけ ■夏休みの炎天下で中高生を働らかせる ■なぜスケジュールは真夏の7、8月なのか? ───────────────── |