18/11/01●電子書籍の売上が落ちている米出版市場の3四半期は? |
米国出版社協会(AAP)は、10月29日、今年の3四半期の出版統計を公表した。それによると、売上は前年同期比で4.4%増の2億2830万ドル。毎期売上減が続く日本の出版市場とは対極だ。 プラス成長は+4.4%の「成年向け」と、+3.5%「青少年向け」、および、+7.6%の「宗教」。逆にマイナスは、「教育・学術」、「実務」、「教材」など。フォーマット別では、相変わらず電子書籍(E-Book)が-3.9%減少している。それに反するようにA-Book(音声書籍)が+37.4%も増加しているのが目につく。 ただし、電子書籍の売上減少は、AAPの会員出版社の販売統計によるもので、インディーズ出版は含まれていない。 |