18/12/21●なんとマンガアプリは「LINEマンガ」が市場独占状態 |
このほど。「Mobile Index」が公表した「2018年マンガアプリ総決算レポート」によると、なんと「LINEマンガ」が、売上高218億円を記録して、この市場の57.4%を占め、ほぼ独占状態であることがわかった。 2位の「ピッコマ」は売上高57億円、3位の集英社「少年ジャンプ+」は売上高24億円。このほかアプリでは先行組だった「マンガボックス」10.8億円、小学館「マンガワン」は10.1億円、講談社「マガジンポケット」7.1億円となっていて、まったく勝負になっていない。 マンガはこれまでは出版社が紙ベースでほぼ独占的に作品を提供し、それをもとにデジタル化し、さらにメディアミックス(アニメ化、グッズ、キャラクター販売、ライセンス取引)などで収益を拡大するというビジネスモデルだった。しかし、「LINEマンガ」はスマホユーザーに向けて、アプリに徹底して、広告費とユーザー課金だけで市場を拡大してきた。そのため、徹底して新作品を投入している。今後、このやり方がマンガの制作・販売・流通そのものを変えていくかもしれない。 |