19/07/27●2019年上期の出版市場は前年同期比1.1%減の7743億円 |
出版科学研究所は「出版月報」7月号で、2019年上半期(1月から6月)の書籍・雑誌分野別動向と電子出版市場調査結果を発表した。 それによると、紙+電子出版市場は7743億円で前年同期比1.1%減、電子出版市場は1372億円で同22.0%増となっている。 紙の出版物推定販売金額は6371億円(同4.9%減)で、書籍が3626億円(同4.8%減)、雑誌が2745億円(同5.1%減)。雑誌のうち月刊誌は2241億円(同4.3%減)、週刊誌は504億円(同8.4%減)。 「紙落ち込み、電子伸長」の流れは変わらない。ただ、電子が22.0%と大幅増になったのは、昨年4月の違法サイト「漫画村」の閉鎖が大きい。ただ、電子雑誌はマイナスで、こちらは「dマガジン」の購読者数減の影響だ。 |