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[345]夏が終わりを告げるセミの鳴き声に思う
2020年 8月 26日(水曜日) 15:53

外では、ツクツクボウシがしきりに鳴くようになった。夏の終わりが近いことを実感する。ところで、ツクツクボウシのことを「オーシーが鳴いている」と言ったら、家内にも娘にも通じなかった。「それなに?」と言われ、子供の頃、ツクツクボウシのことをオーシーと呼んでいたと言うと、「なぜ?」と聞かれた。

 ツクツクボウシの鳴き声が「オーシィ・ツクツク・オーシィ…」と聞こえるので、そう呼んでいた。しかし、そのようには、聞こえない人もいるようだ。家内は宮崎市の鶴島の出身だが、そんな言い方も鳴き声も聞いたことがないという。

 

 

 私は幼稚園から高校まで鎌倉市の腰越で育った。夏休み、近所の友達と、よくセミ捕りに行った。捕まえるセミにはランクがあって、アブラゼミをいくら捕まえてもバカにされるだけ。いちばんはミンミンゼミで、ツクツクボウシもアブラゼミよりはランクが上だった。ヒグラシは鎌倉山の方に行かないといないので、捕まえてくるとけっこう威張れた。

 

 ただ、図鑑を見て、日本でいちばん大きいセミはクマゼミだと知り、友達と捕まえるのに熱中した。シャーシャーと鳴くと聞いて、探し回ったがいなかった。ただ、1度だけ、その鳴き声を聞き木に止まっているのを発見したが、近づくと逃げてしまった。

 のちに知ったが、当時のクマゼミの北限は小田原ぐらいで、鎌倉にはいなかったとされる。

 

 ツクツクボウシの鳴き声はけっこううるさいが、ヒグラシの「カナカナ------」は、物哀しい。漢字では、秋蜩、日暮、晩蟬と書き、俳句では秋の季語。鳴くのはたいてい夕方の日の暮れる頃だから、この名前がある。

 

 高校生の頃、清里高原の学生村で一夏を過ごしたとき、毎日、夕方、ヒグラシの鳴き声を聞いて、物思いにふけったことを思い出す。

 ところが、娘は「アメリカにはセミなんかいない」と言う。大学時代はメイン州で、ここ数年はニューヨークで暮らした娘だが、「セミの鳴き声なんか聞いたことがない」という。しかし、それは間違い、勘違いだ。

 

 

 アメリカ人は、日本人のようにセミの鳴き声で季節を感じる。それを愛でるという習慣がない。これは欧州でも同じようだ。英語には、日本語のようにセミの鳴き声を表す擬音語は存在しない。セミの鳴き声はすべて雑音で、セミの種類を区別することもなく、どのセミもみんな「cicada」だ。

 調べてみると、アメリカ北東部には「13年セミ」「17年セミ」という、13年毎とか17年毎とかのサイクルで大量に発生する「周期ゼミ」もしくは「素数ゼミ」がいる。このセミが大量に発生した夏は、うるさくて電話の声も聞き取れなくなるという。

 

 これまで、ニューヨークでは2004年と2013年に大量発生したという。聞いたところ、北欧でもセミはいるというが、小さいというので、それは日本でいうチッチゼミの仲間のようだ。ただ、セミの大合唱はないという。

 これを書いているいまも、外ではツクツクボウシが鳴いている。その鳴き声は、ここ数日、大合唱になってきた。秋は近い。

 

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