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[349]菅首相“ご祝儀”“太鼓持ち”報道にうんざり。「いつもと違う秋」は深まっていくのか?
2020年 9月 29日(火曜日) 16:42

このところ、すっかり秋めいてきた。朝夕の風がいちだんと涼しくなり、日差しも弱まった。秋と言えば、十五夜だが、今年は10月1日。今週の木曜日だ。家内は、中華街の重慶飯店に月餅を買いにいくという。

 月を見ると、思い浮かぶのが、数々の和歌や漢詩だ。「天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも」(阿倍仲麻呂)は真っ先に浮かぶ。「月見ればちぢにものこそ悲しけれ わが身一つの秋にはあらねど」(大江千里)も浮かんでくる。さらに、紫式部の「めぐりあひて見しやそれとも分かぬまに 雲がくれにし夜半の月かな」もいい。月は、人をなぜか切なくさせる。

 

 私は李白が大好きで、中国を旅したとき、長江を眺めながら「黄鶴楼送孟浩然之広陵」の詩句を繰り返し口にしたものだ。そうして、盛唐の時代の中国に思いをはせた。女帝・持統天皇は藤原京をつくり、同じく中国史上たった1人の女帝・則天武后に遣唐使を派遣し、国名を「倭」から「日本」にすることを承認させた。持統天皇にも、月を詠んだ歌がある。「北山に たなびく雲の 青雲の 星離り行き 月も離りて」。夫・天武天皇の崩御を悼んでの歌という。

 

 李白は月を詠んだ詩を多く残している。そのなかでもっとも有名なのは「月下独酌」だが、私は「峨眉山月歌」に心惹かれる。

 

 峨眉山月半輪秋(峨眉山月 半輪の秋)

 影入平羌江水流(影は平羌江の水に入りて流る)

 夜発清渓向三峡(夜清渓を発して三峡に向こう)

 思君不見下渝州(君を思えども見えず 渝州に下る)

 

  それにしても、菅義偉首相が誕生してから、常軌を逸した“ご祝儀”“太鼓持ち”報道が続いている。アベノミクスは失敗し、「失われた30年」が続くこの国に、容赦なく襲ってきたコロナ禍。それにより、デジタルを含めあらゆる分野で世界に遅れたことが明らかになり、経済崩壊は、いまも止まらない。

 そんな状況なのに、前政権を継承し、「携帯料金を下げる」「デジタル庁をつくる」ぐらいの政策しか打ち出せない老人を首相にしてしまった。日本には、本当にこれでいいのか? 真の改革者が必要なときではないのか。

 

 菅首相には大きなビジョン、改革の意思がない。日本をなんとかしようという心意気が感じられない。しかも、国際的にはまったく通用しない。日本をアピールできない。

 就任後、もっともがっかりしたのは、日米電話会談後の会見コメントだ。

 「大統領からは24時間いつでも何かあったら電話をして欲しいと。『テル』『テル』と、そういうことで一致した」

 いったい、これはなんなのだろうか。トランプにいつでも電話をかけてきていいと言われたことが嬉しいということなのか。それにしても「テルテル」はひどい。電話を英語で「テル」と言うと思っているとは。

 メディアもひどい。これは日米電話会談ではなく、宗主国アメリカの大統領への「電話連絡」による就任挨拶だ。電話会談ではなく電話連絡とすべきだ。

 

 今年は、コロナ禍で、国連総会がネットによるオンライン会議となった。各国首脳のスピーチは動画配信となった。

そこで、菅首相もスピーチ動画を配信したが、これが、情けなくなるほどひどい。事前収録なのだから、緊張することなく、的確にメッセージを発信できたはずなのに、通り一遍で、中身は空っぽだった。

 

 新型コロナの感染拡大を「人間の安全保障に対する危機だ」と述べ、「誰の健康も取り残さないという目標を掲げることが重要だ」と述べたが、これは2015年に国連で策定された「誰一人取り残さない」(No one will be left behind)のパクリ踏襲だ。そして、柄にもなく「SDGs」(持続可能な開発目標)という言葉も使ったが、まったく気持ちがこもっていない。

 最悪なのは、来年夏に延期された五輪の開催について、「人類が疫病に打ち勝った証し」という言葉を使ったことだ。

 今回は、スピーチライターの谷口氏が関わっていないのだろうか。当然だが、めぼしい欧米メディアでこのスピーチを記事にしたところはなかった。

  

  空っぽ国連演説(UNのサイトから)

 10月からは、「Go To トラベル」に東京も解禁される。「Go Toイート」も始まる。世の中、すっかりタガが緩み、危機感がなくなってしまったように感じる。しかし、経済を止めた影響は大きく、今後、不況は深刻化する。給付金や補助金、助成金、無利子無担保融資などをもらって株につぎ込んだ「困っていない人」と、同じものをもらって「やっとのことで生きている人」の差は開く一方だ。

 メディアは、なぜ、日本のリアルな姿に目を背け続けるのだろうか。

 

 アメリカでも、人気投資アプリ「Robinhood」(ロビンフッド)から「ロビンフッド現象」と名づけられた素人投資家の株投資がヒートアップしている。FRBは少なくとも2023年末までゼロ金利政策を維持する方針を表明し、あらゆる債券を買いまくっている。日銀も、ETFを買い続け、CPや社債まで買いまくっている。実体を反映しない偽りの市場のなかで、私たちはじわじわと追い詰められていく。

 

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