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[370]五輪が終わりコロナも収束に向かうと、脱炭素社会に乗り遅れた日本経済は沈没する。
2021年 6月 15日(火曜日) 12:10

 昨日(6月14日)、関東甲信越が梅雨入りした。平年より7日も遅いという。「Tenki.jp」は、こう伝えていた。

 

《今年これまでに発表された各地では、5月中の梅雨入りと平年より大幅に早くなっていましたが、関東甲信では平年より1週間遅い梅雨入りとなりました。 関東甲信では昨年に続き、平年よりも遅い梅雨入りとなっています。》

 

 梅雨入り宣言が出たというので、天気を気にしたが、1日中曇天で、ときどき雨がぱらつくだけ。本格的な梅雨の到来は、まだ先のようだ。

 梅雨入りしたら人流が少なくなり、コロナの感染状況は収まるというが、はたしてどうなるだろう? すでに、全国的に感染者は減少し、今週いっぱいで期限となる東京、大阪の緊急事態宣言は解除されるという。

    ©️tench.jp

 梅雨入りしたという空を眺めながら、ふと思った。そういえば最近の梅雨は、空梅雨だったり、長梅雨だったり、子供のときの雨の毎日とはなにか違う。やはり、気候変動は起こり、地球は温暖化しているのだろうか?

 いやそんなことはない。気候変動は当たり前のことで、温暖化はしていても問題はないというのが、これまで私が思ってきたことだ。

 

 記事でも、メルマガでも、これまで私は何度も、温暖化説への疑問を書いてきた。まず、なぜ地球温暖化が、それほどまでに人類に脅威なのか、私にはわからない。

 むしろ、暖かくなっていいのではないかと思ってきた。かつて、キリマンジャロの雪がなくなる、ホッキョグマは絶滅すると言われた。しかし、いまもキリマンジャロの雪はあるし、ホッキョグマはちゃんと北極で暮らしている。

 

 次に、温暖化の原因が人類の活動によるものであり、その犯人が本当にCO2なのかにも疑問がある。これまで、私は数多くの論文、記事、本を読んだが、CO2犯人説の科学的根拠はあいまいだ。そもそも気候は変動するものであり、その影響がもっとも大きいのは太陽の黒点活動ではないだろうか。

 

 ただし、いまはっきりしていることがある。それは、地球温暖化への対処、つまり脱炭素社会(最近はさかんに「カーボンニュートラル」と言っている)へ向けての動きは、もはや科学論争の域を超えてしまったということだ。

 脱炭素は「政治イッシュー」となり、各国の「経済覇権戦争」にまでなってしまっている。いま、世界各国は、なにかに取り憑かれたように「カーボンニュートラル競走」をしている。この競走に勝てば、次の時代の経済覇権を手に入れられると信じている。日本も、最近になって、あわてふためいて、この競走に参加せざるをえなくなった。

 

 6月13日、イギリス南西部のコーンウォールで開催されていたG7サミットが閉幕した。閉幕後、おきまりの首脳宣言が発表されたが、その主要テーマの一つは地球温暖化対策、脱炭素社会の促進だった。

 各国首脳は、遅くとも2050年までのカーボンニュートラルと、それに沿って各国が引き上げた2030年までのCO2半減に合意し、2030年代にG7各国の国内の電力システムを最大限脱炭素化すると宣言した。

 

 日本のメディアは、東京オリンピックが間近なため、「G7首脳 五輪支持『コロナ克服の象徴』」(共同通信)といった報道一色だったが、私がチェックしたところ、欧米のメインストリームメディアで、G7報道でオリンピックを見出しに使ったところは一つもなかった。

 地球温暖化対策がメインテーマなのは、開催地がコーンウォールとなったことで明らかだ。この地は、200年ほど前は鉱山業で産業革命の進展を支えたところだが、現在は再生可能エネルギー産業の集積地になっている。ボリス・ジョンソンはわざわざこの地を選び、世界に向かって「脱炭素」の加速をアピールしたのだ。

 

 ところが、わが首相は、東京五輪への支持を取り付けることだけに専念し、あとは各国首脳の輪からはカヤの外。各国首脳がエリザベス英女王と記念撮影した写真では、完全に後ろでポツンとしている。この様子は、さっそくSNSで拡散され、バカにする声、同情する声が入り乱れた。

 

  ©️毎日新聞 

 

 EUとバイデンになってパリ協定復帰を決めたアメリカ、そして英国では、「炭素税」導入の動きが本格化している。炭素税が導入されれば、日本の産業は窮地に陥る。とくに、自動車産業はEV1本化が遅れたうえに、国内生産車に炭素税が課せられることになり、国内生産は無理になる。

 すでに、トヨタの豊田章男社長は、今年3月の時点で、

「もし、今後、世界のEV規制により輸出ができなくなると、そのうち70~100万人の雇用が失われ、15兆円の貿易黒字がなくなる」と悲痛な会見を行なっている。

 

 日本は、安倍前政権、菅政権と、長きにわたってエネルギー政策、環境政策をおざなりにしてきた。まさか、ここまで、世界が脱炭素に進むとは思わなかったのだろう。

 そのツケが、コロナ禍収束とともに回ってくる。五輪が終わり、コロナも収束した後の日本はどうなっているだろうか?

 間違いなく、不況は深刻化し、脱炭素への負担増から日本経済はさらに落ち込むだろう。最近のアメリカの金利上昇も気になる。

 プレジデントオンラインには、 『アマゾンに電力市場を乗っ取られる』国の"電力政策の失敗"がもたらす最悪のシナリオ肝煎りの「新電力」は次々と破綻へ』という記事が載っている。

 

 

 東京五輪開幕まで、あと40日ほどになった。開催強行は決定なのだろうが、どのように行われるのか、まったく見えてこない。周囲から「やめろ。なにを考えているんだ」と言われるなか、私はボランティアに行くことになっている。辞退する気は毛頭ない。どのようにこき使われるのか、内部で見てみたい。

 先週の月曜日、ワクチン接種をしたその足で、旧ニューオータニ別館に行き、ボランティアのユニフォームを受け取ってきた。

 

   ボランティアのユニフォームとセット 

 

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