| [457]セミの鳴き声を聞かない夏 |
| 2025年 8月 21日(木曜日) 23:19 |
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昔は、季節に節目があり、季節にはそれなりの特徴があった。しかしいま、「四季」はなくなり、とくに夏は大きく変わった。ただただ暑く、風情などない。
そういえば、夏にやかましいセミの鳴き声を聞かなくなった。暑い昼間はまったく聞こえてこない。聞こえるのは、朝方と夕方だけだ。それもやかましくない。 また、ツバメが飛んでいる姿も、ほとんど見かけなくなった。毎日エアコンをつけっぱなしで、もう1週間ほど止めていない。
以下は、先日、「伊勢新聞」のコラム「大観小観」に書いた一文。8月2日掲載。
《セミの鳴き声を聞かない。アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミなど、夏になるとやかましく鳴いていたのに、どこに行ってしまったのか? そういえば、網を持ってセミ獲りに出かける子供たちの姿も見かけなくなった▼調べてみると、やはり猛暑の影響。最も暑さに強いクマゼミも35度を超えると活動が鈍るという。クマゼミは南方のセミで、関東や東北にはいなかったが、いまはアブラゼミより多いという報告がある。セミは地中で数年を過ごし、夏に羽化して成虫になる。今年は梅雨もほとんどなく、いきなりの猛暑到来。そのため、地中の湿度と温度がセミ幼虫の羽化に適さなかったという▼セミはオスだけが鳴きメスは鳴かない。オスが鳴くのはメスを呼び寄せるためで、求愛行動。そのため、思い切り精一杯鳴く。鳴ける期間は、成虫として過ごす約二週間。全生涯が四、五年というので、一生のうちのわずか1%ほどに過ぎない▼芭蕉の句に「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」がある。「蝉の鳴き声は、やがて死を迎えるにもかかわらず力強く響き渡っている」ということだが、猛暑の夏はなんと過酷で哀しい夏なのだろう。》 |
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[457]セミの鳴き声を聞かない夏
連日35度前後の気温で、一歩外に出ると、熱風にムッとなる。日向は痛いほどの日差しで、歩けばすぐに汗だくになる。本当に、夏は変わってしまった。
