[371]ボランティア現場研修に応募。担当する横浜スタジアムの野球のバカバカしさ。 |
2021年 6月 30日(水曜日) 21:52 |
今年の梅雨は空梅雨なのだろうか? 1日中、雨降りという日がない。晴れたり、曇ったり、雨が降ったりの日々が続いている。 それにしても日本は、なんでこんな国になってしまったのだろうか? ほとんどの国民が五輪に不安を抱き、開催に反対しているのに、政府は民意を完全に無視して突っ走っている。これでは、中国の強権政治、人権軽視を非難することなどできない。しかも、いまの政権は、天皇の意思まで無視している。 これは、日本ではない。本当に、日本ではない。
昨日、「東京2020組織委」からついに、会場研修の通知メールが届いた。「◆TOKYO 2020◆◇横浜スタジアム会場別研修の予約のお願い」と題されたメールのガイダンスに沿ってサイトにアクセスし、7月19日を予約した。 すでに、横浜スタジアムでEVS(イベントサービス)をすることは決まっている。チケットのチェック、セキュリティのチェック、入場者の案内などの手伝いをする。 いったい、なにがどうなっているのか、ともかくこの目で見てみたい、体験してみたいという、好奇心から応募した。もとより、平和の祭典、オリンピック精神、ボランティア・スピリットなど、1ミリも信じていない。しかも、もとから五輪招致には反対だった。だから、「なんでボランティアなんかするんだ」と言われるが、そう言われると余計にワクワクする。 ジャーナリストと称しているが、ただの野次馬。ただ、野次馬根性がなければ、ジャーナリズムなどできない。
横浜スタジアムでは、野球が開催される。が、その野球のひどさといったらない。 参加はたった6カ国(日本、アメリカ、メキシコ、ドミニカ、イスラエル、韓国)で、メンバーは低レベル。アメリカはロートルの元メジャーリーガーとマイナーリーガーの混成。イスラエルにいたっては世界ランク24位だ。 どう見ても、日本の金は確定である。 しかも、6カ国参加で3カ国に金銀銅のメダルがいくわけだから、メダルの価値などあるわけがない。
次が、その日程だ。
[オープニングラウンド] 7月28日(水)福島・12時 ドミニカ共和国-日本 7月29日(木)横浜・19時 イスラエル-韓国 7月30日(金)横浜・12時 メキシコ-ドミニカ共和国 7月30日(金)横浜・19時 アメリカ-イスラエル 7月31日(土)横浜・12時 日本-メキシコ 7月31日(土)横浜・19時 韓国-アメリカ [ノックアウトステージ] 8月1日(日)~8月5日(木) [決勝戦/3位決定戦] 8月7日(土)横浜・12時、19時
そして、次がオープニングラウンドの組みわせだ。
というわけで、オープニングラウンドは各組3カ国の総当り戦。ノックアウトステージはダブルエリミネーション方式で行われる。 そこで、どうなるかと考えてみると、あまりのバカバカにしさに完全に興ざめになる。 なぜなら、オープニングラウンド(1次リーグ)で全敗しても、その後のノックアウトステージ(トーナメント)で1回戦に勝利し、2回戦に敗れても、残りを勝てば金が獲れるからだ。つまり、4勝3敗でも金メダルの可能性がある。その一方で、4連勝しても決勝で敗れてしまえば、4勝1敗で銀メダルだ。
ボランティアだから、試合がどうであろうと、やるべきことをやるだけ。しかし、こんなバカバカしい五輪の試合を、それもコロナ禍のなかで、サポートする。 本当に、こんなに虚しく、やる意味もないことは、人生でそうあるものではない。だから、ワクワクする。 |