G1予想[013]第58回安田記念(6月8日) 印刷
6月1日(月)記

スズカコーズウェイから香港馬2頭へ流す


 ダービーは本当に危なかった。寸前のところで、ロジユニヴァース、アントニオバローズの馬連が的中してしまうところだった。が、なんとか、武豊のリーチザクラウンが頭差で2着に残り、ほっとした。
 と言いたいが、正直に言えば、「角田、頼むよ、差せよ!」である。

 「当てようとしないことが、すなわち当てること」

 じつは、ハズす、ハズすと言い続け、「馬券はハズすことに意義がある」と、この予想はハズすことを目的として書いてきた。しかし、その一方では、「当てようとしてないのに当たってしまった。どうしよう」などと、レース後に言いたいという思いもあった。

 すなわち、「当てようとしないことが、すなわち当てること」だと、私は言いたい気持ちもあるのだ。

 しかし、今年のダービーは、最低のレースだった。不良馬場の勝ちタイムは2分33秒7。なんと、例年の良馬場から比べて10秒も遅い。ここを勝つのだから、ロジユニヴァースは秋に良馬場の東京や京都で走るより、欧州の重い芝で走るべきだろう。

 さて、安田記念だが、人気も実力もこの3頭。
  ウオッカ、スーパーホーネット、ディープスカイ 。
 これに、香港馬のアルマダ 、サイトウィナー に2頭が加わる。

 そこで、どのように美しくハズすかを考えた結果、ウオッカ、スーパーホーネット、ディープスカイの3頭の3連単ボックスを買うのが、もっとも確率が高いとの結論に達した。人気馬3頭の組み合わせなど、ほとんど来るはずがないからだ。経験上、ほぼこれは鉄板と私は思っている。

 しかし、もっと美しいハズし方があるのに気がついた。
それは、スズカコーズウェイから香港馬2頭への馬連、馬単、そして、この3頭の3連複、3連単ボックスである。

 なぜ、スズカコーズウェイなのか?
 それは、コーズウェイといえば、香港のコーズウェイベイ(銅鑼灣)に決まっている。そして、コーズウェイベイCauseway Bayは、香港島でもっともにぎやかで人気のあるエリアだからだ。ビクトリアピークや香港スタジアム、ロイヤル香港ヨットクラブなどが隣接し、競馬場があるハッピーバレーもすぐそばだ。
 しかも、香港はいまや東京以上に、アジア経済の中心都市である。