ペーパーバックスの歩み(年表) 印刷

ペーパーバックスの歩み

■2002年

10月 ペーパーバックス編集部発足。編集長・山田順と部員1人の2人体制でスタート。

11月 3点で創刊。『ネコと話す英会話』(アリスン&ハセジュン)、『通勤タイムの英会話』(尾関直子)、『沖縄から日本が変る』(松井正就)。

12月 『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』(ベンジャミン・フルフォード)がヒットし、5万8000部を記録。以後、毎月2点を刊行。

■2003年

1月~6月 英語企画として『外資ビジネスマンはこんな英語を話している』(藤城真澄)『母と子の遊んで覚えるはじめて英語』(谷崎なな)『クッキング英会話』(ジョ アン・タップリン)など、異文化カルチャー企画として『お笑いL.A.劇場』(やまだゆみこ)『アメリカの子供に英語を教える』(西海光)などを刊行。ま た、実験的な試みとして、ビジュアル詩集『恋のロードサイン』(亜蘭知子)、日本で初めてのホームページ格付け図鑑『上場企業ホームページ格付け一覧』 (アットアス・コーポレーション&編集部)などを刊行。

6月 部員として坂口貞雄(現・編集長代理)が参加、3人体制に。

9月〜 企画を政治、経済、社会などを中心にしたノンフィクションに絞り、ビジネスマン生活に必要な知識、教養を提供していく、クオリティジャーナリズム路線を強化。『世界地図の切り取り方』(藤井厳喜)、『マニフェスト論争 最終審判』(木村剛)などを刊行。

10月 『ヤクザ・リセッション さらに失われる10年』(ベンジャミン・フルフォード)が7万部とヒット:バブル崩壊、株価下落、不良債権処理、銀行再編などが続いてきた「失われた10年」の裏側を、外国人気鋭ジャーナリストが総括。

11月 『ウォーター・マネー』(浜田和幸):世界の水資源の危機と争奪戦を日本で初めて描く。

■2004年

3月 『泥棒国家の完成』(ベンジャミン・フルフォード)5万部。

5月 『新円切替』(藤井厳喜)5万5000部:国家破産に向かう日本の財政・政治のあり方を警告。

6月 『内側から見た富士通 成果主義の崩壊』(城繁幸)がベストセラーに:年功序列・終身雇用が維持できなくなった日本企業のなかでいち早く成果主義を取り上げた富士通の現場を、元社員が内部から告発。ビジネス書ベストセラー第1位を記録、24万部。

10月 『地価最終暴落』(立木信)6万部。

11月 『隣の成果主義』(溝上憲文)5万部。

12月 『角栄失脚 歪められた真実』(徳本栄一郎):ロッキード事件はアメリカの虎の尾を踏んだ田中角栄を失脚させるための罠だったという通説を、綿密な調査報道を元に覆す。

12月27日 創刊2周年を記念して、日本外国人記者クラブ(有楽町)で祝賀パーティを行う。

■2005年

1月 『洗脳選挙』(三浦博史):日本初の選挙プランナーが世論形成の内幕を描き話題に。

2月 『虚飾の愛知万博』(前田栄作):開幕直前のエキスポが抱える問題を地元ジャーナリストが総点検。

4月 「起業バカ』(渡辺仁)7万部:起業ブームが続くなか、安易な起業の「落とし穴」を実際に経験した著者が徹底ルポ。同年11月『起業バカ2:やってみたら地獄だった』を刊行。

6月 新入部員が参加、編集部4人体制に。

10月 『大阪破産』(吉本有治)3万部:大阪の財政が事実上破綻していることをルポ&告発し、大阪の改革の端緒を切り開いた1冊。

11月 『高学歴ノーリターン』(中野 雅至)3万部。

12月 『這い上がれない未来』 ( 藤井 厳喜)2万5000部。世界規模で進む格差社会の現実を描く。

■2006年

1月 『亡国マンション』(平松 朝彦 ):マンション耐震偽装事件の裏側と日本のマンションが抱えている問題点を暴く。

3月 『豆腐バカ 世界に挑む』(雲田 康夫) :大豆は人間の食べものではない」というアメリカ人の常識を打ち破り、「ミスター・トーフ」と呼ばれるようになった日本人ビジネスマンの奮戦記。 著者は2008年、農林水産大臣賞を受賞。

4月 『技術空洞』 (宮崎 琢磨 ):ソニーが技術的な優位を失って凋落したのはなぜか?元ソニー社員が内側から考察。
5月 『主権在米経済』(小林 興起)、3万部。郵政民営化に反対し選挙に敗れた著者が、選挙の内幕と郵政民営化がアメリカの対日に要求にも基づく改革であることを、自らの体験をから描く。

7月 『帝国海軍が日本を破滅させた』(上・下)(佐藤 晃):陸軍悪玉説を排除し、太平洋戦争の敗因を海軍の艦隊保全主義にあったと考察する画期的な研究書。

10月 『小泉純一郎と日本の病理』(藤原肇)4万部:小泉政権の暗部と日本の政治的な腐敗を描き大反響。

11月 『ニュー・リッチの世界』(臼井 宥文)3万部:日本に誕生した新・富裕層 を世界的な視点で描き、「富裕層の社会的貢献」を訴える、日本初のニュー・リッチ層ドキュメント。

11月 『日本よ中国と同盟せよ!』 (近藤 大介) :誰もが想像だにしない「日中同盟」の必要性を、中国をライフワークとするジャーナリストが現地取材から訴える。

■2007年

1月 『レアメタル・パニック 』(中村 繁夫 ):希少金属(レアメタル)が今後の資源戦略でいかに重要か、また、ハイテク日本企業の生命線であることを訴える。元商社マンの熱血風雲録。

6月 『フラッシュ編集部』より藤あすかが異動、編集部に参加。

9月 BS『部下は育てるな! 取り替えろ!』 (長野 慶太)6万部。

10月 『亡国から再生へ 』( 高杉 良 )5万部。

■2008年

1月 BS『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(水野 俊哉 )3万部。

3月 『脱「偽装食品」紀行』 (中山茂大) :続々と報道される偽装食品の裏側と、本物の食品を求めたルポ。

4月 『時間と学費をムダにしない大学選び』(石渡嶺司&山内太地):パーパーバックス版スタイルで、進路別(職業別)に特化した「大学選び」の決定版として刊行。

4月 『日本国 増税倒産』(森木亮):『2008年IMF占領』(2006年)『2011年金利敗戦』(2007年)に続く3部作完結編。いずれも、国家財政の破綻(国家破産)を第一人者として警告。

6月 BS『投資リッチの告白』(上条詩郎):一介のサラリーマンから個人投資家として成功した著者の体験的人生論&海外投資のススメ。

7月 BS『やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』:「仕組み」の第2弾。前作よりより深く「自動的に収入が得られる方法」について追求。

8月 『ニュー・リッチの王国 』 (臼井 宥文 光文社ペーパーバックス編集部):『ニュー・リッチの世界』の続編。前作より踏み込んで新・富裕層の世界を描く。

8月 『神々のWeb3.0』(小林雅一) :ウェブの教祖ティム・オライリーのインタビューを収録。

10月20日 日本外国人記者クラブ(有楽町)で『ニュー・リッチの王国」出版パーティを開催。

11月 『「大恐慌」以後の世界』(浜田和幸):国際政治の第一人者が、ウォール街発金融恐慌の内幕と、オバマ新政権とアメリカの今後を展望。3万5000部。

■2009年

1月 『「知の衰退」からいかに脱出するか?』(大前研一、四六版ソフトカバー)発売2週間で6万部。

7月  編集部 解散。

8月 『日本半導体敗戦』(湯之上隆)『大阪破産 第2章』(吉富有治)の2冊刊行をもって、シリーズを終了。