12/07/20●楽天の電子書籍端末「Kobo」が発売、「Koboイーブックストア」も同時オープン 印刷
7月19日、楽天「kobo Touch」がついに発売され、同時に電子書籍ストア「Koboイーブックストア」もオープンした。「kobo Touch」の販売は、楽天市場はもちろん、ビックカメラ、ソフマップ、コジマ、ヨドバシカメラといった大手家電量販店、TSUTAYA各店で行われるうえ、丸善やジュンク堂などの大手書店でも店頭展示やプロモーションが実施される。

  「koboイーブックストア」には、小説やエッセイ、ビジネス書、コミックなど、外国語コンテンツも含めた約240万点がアップされているが、日本語コンテンツは約3万点。このうち1万点は青空文庫だから、まだまだ点数は貧弱だ。

  Koboイーブックストア

  大手出版社では、講談社や 小学館、角川グループ、幻冬舎などが電子書籍を提供。楽天では、独占先行配信の書籍も20作品を用意した。そのなかで注目は、7月17日に直木賞を受賞した『鍵のない夢を見る』(辻村深月著、文藝春秋)、『余った傘はありません』(鳥居みゆき著、幻冬舎)や『ドラッカー名著集1~15』 (ピーター・F・ドラッカー著、ダイヤモンド社)などだ。

 三木谷浩史社長は、現在1日当たり1000点ずつタイトルを追加しているとし、「今後は効率化により1日3000点までは増やせる」と自信をみせた。