10/06/27●アマゾンが「キンドル」を$189に値下げ! でも本当はもっと安い? 印刷
   アマゾンが「キンドル」の値段をこれまでの259ドルから189ドルに値下げすることを発表し、6月25日から実施された。これはちょっとした衝撃で、アメリカのメディアでは大きく取り上げられている。この背景には、ライバルの書籍リーダー「Nook」や躍進を続ける「iPad」への牽制があるのはもちろんだが、じつは「キンドル」は、単に機械からだけ見れば、生産原価は30ドルぐらいだと聞く。実際、中身はぜんぶ中国、台湾などでつくっているのだから、そんなものだろう。
 私はIT関係のエンジニアから、そういう話を聞いたことがある。「山田さん、こんなものせいぜい3000円でできますよ。だから、最初は出血覚悟で読者にタダで配ってしまえば、電子書籍なんかあっという間に広まりますよ」と彼は言った。
 実際、中国ではいま、ナンチャッテ「キンドル」がどんどん登場し、価格は日本円で1万円以下である。ナンチャッテ「iPad」だって、1万円程度だ。