関西圏の情報誌「ぴあ関西版」（隔週刊）が10月7日発売号で休刊することになった。ぴあ（本社・東京都千代田区）によると、同誌はピーク時（1994年）には約25万部の発行部数があったが、最近は約4万部に低迷していた。この休刊に伴い、同社は「年内に、エンターテインメント情報を発信する新しい別のメディアを立ち上げたい」としているが、新しいメディアとはなんなのか？

　　　　関西版ぴあ最新号

　ネット経由で最新情報を得られるようになってからは、情報誌の休刊が相次いでいる。関西では2009年12月に女性向け月刊情報誌「Hanako　WEST」（マガジンハウス）、今年6月にも隔週情報誌「KANSAI１週間」（講談社）が休刊となっている。また、全国各地で旧来のタウン誌も姿を消している。もはや、情報を紙のようなパッケージメディアで発信する時代は終わったと言えるのではなかろうか。