10/09/09●アスキー・メディアワークス、12月に電子コミック誌を創刊 印刷

 アスキー・メディアワークスは、12月、日本初となるIPad・iPhone・PC用に描き下ろした電子コミック誌『電撃コミックジャパン』を創刊すると発表した。12月前にまず、パイロット版が配信され、続いて創刊号配信されるが、いずれも無料。ただし、創刊2号目からは500円(税込)と有料化される。

『電撃コミックジャパン』が狙うのは20代前半〜30代の男性。この層をコアターゲットとし、最低24人の作家を登用、約600ページの完全オリジナル作品を掲載していくという。予定作家陣は『犬神』の外薗昌也や『でろでろ』の押切蓮介などのほか、台湾人イラストレーターの陳淑芬など、新人を多数登場させる。また、掲載作品はコミックスとして、書店ルートなどでも販売するという。
 さらに、当初は日本語版からスタートさせるが、やがては英語版や中国語版へ拡大していくというから、これはかなり本格的な電子コミック誌のプロジェクトだ。
 しかし、500円という定価で毎号買う読者がいるだろうか? また、電子コミックの世界は、これまでは女性読者が中心だから、男性コミックが当たるかどうかも未知数だ。