11/07/19●倒産後、経営再建を目指していた「Borders Group」は、結局、清算を選択 印刷

チャプター11を申請し、今年に入り経営再建を目指していたアメリカの書店チェーン第2位の「Borders Group」は、結局、支援企業の募集をあきらめ、清算することを選択した。これまでの報道によると、買収先として複数の投資グループが名乗りを挙げていたが、債権者側との条件が折り合わずすべて破談となり、近いうちに清算を選択することを裁判所に報告するという。

   

  この結果、現在営業中の399店舗も閉鎖されることが確実になった。当然、従業員もすべて解雇となる模様。Borders Group側は従業員全員に宛てたメールで、「電子書籍の台頭や不況には勝てなかった」などとして理解を求めている。「Borders」がなくなることで、出版各社にも大きな打撃を受けることは確実だ。