11/09/18●松竹と講談社の漫画原作に関する著作権争い、泥沼化の様相! |
松竹が10月からの国内上演を予定している韓国ミュージカル『美女はつらいの』は著作権侵害にあたるとして、原作の漫画を出版した講談社と原作者の鈴木由美子さんが、9月14日、東京地裁に公演中止を求める仮処分申請を行った。これに対し、松竹は17日、同社の見解を述べるとともに、公演は予定通り行うとするコメントを発表。両社の争いは、落とし所がないまま、公演は行われる模様だ。
今回の韓国ミュージカル『美女はつらいの』は、鈴木由美子さんの作品『カンナさん大成功です!』であるのは明らか。この漫画は1997年の発売以来、国内で約320万部が売れ、韓国でも大ヒット。それを受けて、韓国企業が2006年に『美女はつらいの』のタイトルで映画化。この映画化に際しては、講談社と韓国企業の間に契約が結ばれ、日本国内でも漫画の原作名で公開されている。 |