11/09/23●KDDIが「iPhone 5」を年内にも発売、ソフトバンクの独占崩れる 印刷

KDDI(au)がiPhoneの次期モデル「iPhone5」を発売することになったようだ。アップルからもKDDIからもなんの発表もないのに、日経が報道したことで、IT業界は大騒ぎとなった。この報道は、どう見てもKDDI側からの日経へのリークで、いずれKDDIとアップルの提携内容がはっきりするだろう。いずれにせよ、これで、ソフトバンクの独占体制が崩れ、スマホの販売合戦は激化する。

 実際、KDDIの参入の動きが市場に伝わった22日、ソフトバンクの株価は前日比12.3%安と急落した。投資家がニュースに敏感に反応して、売り注文が殺到した。

 ソフトバンクは2008年7月からiPhoneの販売を始めた。携帯電話契約数はiPhone販売後、約1.4倍に増え、新規契約数から解約数を差し引いた純増数も17か月連続で首位を続けてきた。

 

  アップルは当初、「1国1キャリア」でiPhone事業を展開してきた。しかし、アンドロイドとの競争のため、今年初めからアメリカを皮切りに、ほとんどの国で複数キャリアに販売を認める体制に転換した。現在アメリカではAT&Tとベライゾンが扱っており、「iPhone5」からはスプリントからも販売されることになっている。