12/03/25●「この会社で働けて幸せ」(米国のアンケートの結果)は意外! 50位以内に新聞社もフェイスブックも入らず 印刷

フォーブスのウェブサイトforbes.comの記事「The Happiest Jobs In America」が面白い。ここでは、「キャリアブリス」(CareerBliss)という会社が行った「この会社で働けて幸せ」というアンケート調査を取り上げ、その内容(上位50社リスト)を紹介している。

   「キャリアブリス」では、ワークライフ・バランス、職場での人間関係、労働環境、人的資源(人手って事のようです)、成長の可能性、企業風土、会社の評判、給与、日常の業務、及び日常ベースでの労働管理といった要素を、従業員自身に 5段階で評価してもらい、その数値から「幸福度指数」(Bliss Rating)を算出した。

  foebes.comより

 なんとトップになったのは、ヒルトンホテル・チェーン。幸福度指数は 4.360で、平均給与は5万7970ドル。ワークライフ・バランスが3.8で、成長の可能性が3.6となっている。

  ちなみに、公的機関も勤務先としてランキングされていて、空軍が7位、海軍が20位、海兵隊が25位、陸軍が34 位と、軍隊が全部入っているところはいかにもアメリカらしい。国防総省が13位だ。

 

  そんななか気になるのは、やはりアップルなどのハイテク企業。なんと、時価総額で世界最大となったアップルは、15位(4.167)とトップ10に入っていないのだ。平均給与は5万9559ドルで、成長の可能性は3.8といずれも評価は低いうえ、とくにジョブセキュリティが3.4と低いのはハイテク企業らしくない。意外なのは、グーグル、フェイスブック、ツイッターもランク圏外で50 位にはいっていない。

  続いて気になるのは、」メディア企業だが、 50位以内には新聞社はない。メディア企業では、4大ネットワークのひとつCBSが22位(4.155)で最上位にランクインしている。ワーナー・ブラザーズは30位(4.147)。ディズニーは41位(4.126)となっている。