全米出版協会（AAP：the Association of American Publishers）によると2012年1月、電子書籍売上が全書籍売上の31.1%を占めたという。1年前が24.8%だったから、電子書籍は大きくシェアを伸ばし、いずれ紙を逆転する日も視野に入ってきたと言えるだろう。

  ただし、AAPのデータは、報告のあった出版社の卸売価格データを集計しただけなので、出版界全体ではもう少し落ちる可能性がある。

  アメリカでは、昨年のホリデーシーズンに電子書籍リーダーやタブレット端末がよく売れ、電子書籍市場は活気づいた。また、電子雑誌もようやくユーザーから注目されるようになった。ABC(the Audit Bureau of Circulations）によると、電子雑誌は、昨年下期には前年比で販売部数が倍以上にも達したという。

 以下、アメリカの電子書籍、電子雑誌のデータをいくつかのサイトから転載する。

《参考記事》

■E-books are the fastest-growing area of book sales, especially for youngsters（VentureBeat)

■The rise of e-reading(Pew Internet)