12/05/25●本屋を襲う“倒産ラッシュ”!なんと1日1店が店じまい 印刷

ZAKZAKの記事が伝えるところによると、いま、街の書店は、1日1店の割合で消えているという。ネット社会の広がりと長引く不況を背景に本を購入するマインドが縮小し、倒産ラッシュになっているという。

 書店調査会社のアルメディア(東京都豊島区)の調査によると、全国の書店数は5月1日現在、1万4696店。昨年同月の1万5061店から365店が減った。つまり、1日あたり1店が閉店した計算になる。

 都道府県単位の増減では、大阪の56店減を筆頭に東京の48店減以下、マイナスだらけで47都道府県中、42の自治体で店舗が縮小。増えたのは、大手書店などが出店した長野(5店)と栃木(3店)の2県だけだった。

 アルメディアでは「書店業界の全体的な売り上げが落ち込んでいる。なかでも資本力のない小さな書店がかなり厳しい」と注目する。

 民間信用調査機関の東京商工リサーチがまとめた「書店の倒産件数」を見ても苦戦は歴然とし、2011年の倒産は計25件で、負債総額は35億300万円。10年は34件(同約34億円)、09年も35件(同約43億円)と一定の水準で潰れていっている。

http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20120524/ecn1205241233008-n1.htm