13/02/17 ●「新聞にありがたみ感じない」若者たち。人生に影響を与えるメディアはネット! |
予想されたこととはいえ、実際の調査で結果が出ると「やはり」と思う。そんな調査をしたのは、輸入住宅販売のセルコホーム(仙台市)。「住まい方に関する意識調査」で、2000人を対象にした生活空間、環境にまつわる各種アンケート調査を実施、そのなかに「メディアに関する質問も入れたところ、ネットメディアが新聞を上回ってしまった。新聞は年齢が若くなればなるほど「影響力」が低下し、20代になると半数以上が「影響を受けない」と答えている。 このメディアに関する調査で、「人生の価値観に影響を与える」と答えた人が最も多かったのが「テレビ」で77.8%。2位が「ソーシャルメディアを除くネットメディア」の64.8%、「新聞」は60.9%で3位だった。 年齢別に見ると新聞は、50代では73.6%が「影響を与える」と答えているが、20代では 45.6%にとどまる。裏を返すと5割超の回答者が新聞から「生き方」への影響を受けてないことになる。 はっきり言って、いま、東京で下宿している大学生で紙の新聞を定期購読している者は、ほぼいないだろう。アメリカにいたっては、日本のような宅配システムが完備していないから、日本よりさらに新聞離れは進んでいる。 新聞通信調査会の「2012年メディアに関する全国世論調査」によると、ネットニュースを見るサイトで圧倒的に多かったのはポータルサイトで84.6%。それに比べると、新聞・通信社の公式サイトは26.2%で、3分の1に満たない。ネットでも新聞は、影響力がなくなっているのである。 |