14/04/02●書店にも駆け込み需要!増税前にまとめ買いも、増税後の落ち込みは深刻に! |
出版業界専門紙『新文化』によると、「3月期は前年度月比100%を超えた」という書店が相次いでいるという。これは、増税前の駆け込み需要で、学参・辞書・事典、児童書のほか、コミックスのまとめ買いが増えたため。さらに、小・中・高校の学校図書館も「3月中の納品」を急ぎ、蔵書の申込みが増えたというケースも散見されたとか。雑誌の定期購読サイトを運営する富士山マガジンサービスでは、新規申し込みによる売上げが前年同期比約39%増だったという。 しかし、懸念されるのは、今後の落ち込み。書籍以上に雑誌が落ち込むのは間違いないと予測されている。 出版科学研究所によると、2月の出版物推定販売金額は1530億円で、前年比3.6%減、書籍が810億円で同2.8%減、雑誌が720億円で同4.4%減。これが3月に改善されたとしても、4月からは大幅に落ち込む可能性がある。現在、雑誌の返品率は37.3%と高止まりしていて下がる気配がない。今後40%を超えるようなことになれば、休刊誌が続出するかもしれない。 |