16/04/05●大阪・堺市の有害図書規制の時代錯誤と的外れ |
大阪・堺市がファミリーマートと締結した「有害図書類を青少年に見せない環境づくりに関する協定」が、出版界に騒動を巻き起こしている。堺市はこの協定により、「有害図書」と認定したものには、販売にあたってフィルムで包装することを決めた。これに対し、出版界の2大組織「書協」と「雑協」は抗議を続け、この4月4日には協定の即刻解除を求めた。しかし、堺市は応じない模様となっている。 はっきり言って、堺市の市長および議会は時代錯誤の塊である。すでにネットでエロは見放題なのに、いまさら有害雑誌を規制するなどいうのは、頭がおかしいとしか思えない。しかも、コンビニでそれを買っているのは、「青少年」ではない。中高年だ。この点でも、この協定は本当に滑稽だ。 |