G1予想[171]第76回桜花賞(2016年04月10日) |
2016年 4月 06日(水曜日) 22:49 |
桜が散った今年は「6」枠で勝負
桜花賞は「桜の女王」を決めるレースとされている。桜と言えば、ピンク。それで「8」枠ばかりを買ってきた競馬仲間がいた。彼はともかく色にこだわり、馬券を馬より枠の色で決めていた。そのため、正統派の競馬仲間からは常に馬鹿にされていた。 しかし、彼の「色馬券」はしばしば的中した。福島開催の「さくらんぼステークス」では、さくらんぼ=ピンク=8枠として、8枠から勝負したら、なんとその日の最高配当をずばり的中してしまい、いっしょに遠征していた競馬仲間から大顰蹙を買った。しかし、競馬は当たった者勝ちである。以来、彼の「色馬券」には誰も文句を言わなくなった。 これは、馬券がまだ枠連が主流だったころの“なつかしい話”である。
ただし、彼は桜花賞だけは外し続けた。なぜなら、ピンク=8枠は来ないからである。当時、阪神競馬場の1600メートル戦は、コース形態から見て大外枠は圧倒的に不利だった。しかも、頭数はいまと違って20頭以上なることが多かったから、よほど抜けた馬でないかぎり大外枠は克服できなかった。 しかし、1989年、武豊騎乗のシャダイカグラが18頭立て18番枠の大外から出遅れ気味に出て、直線差し切り勝ちをしてからは、8枠馬が不思議と来るようになった。以来、8枠馬が来た例は以下のとおりだ。
1995年(京都開催)ワンダーパフューム (18番)1着 1997年 キョウエイマーチ(18番)1着 1999年 フサイチエアデール(17番)2着 2005年 ラインクラフト(17番)1着 2007年 ダイワスカーレット(18番)先行して1着 2008年 エフティマイア(18番)2着 2009年 レッドディザイア(18番)2着 2011年 ホエールキャプチャ(16番)2着 2014年 ハープスター(18番)最後方からごぼう抜きで1着
今年は閏年、それに春が早くやって来たこともあり、もう桜は散っている。「阪神競馬場は桜が満開です」という恒例のアナウンスも、今年は聞くことはできないだろう。それでもおそらく、彼は8枠を買うはずだ。いま、どうしているかは知らないが、そうするのは目に見えている。 そこで、ちょっと考えた。桜は散っても葉桜になっただけ。 ならば、葉桜=緑=6枠というのはどうだろうか? 桜が散るのを見ながら、久しぶりに彼のことを思い出したので、「色馬券」を買ってみることにする。 結論:6枠から枠連総流し。メジャーエンブレムが何枠に入るかわからないが、入った枠への○-6と、6-6を厚めに買う。
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