G1予想[188]阪神ジュベナイルF&香港国際(2016年12月11日) |
2016年 12月 07日(水曜日) 17:47 |
ソウルスターリング、ビッグオレンジ、ノットリスニントゥーミー、ネオリアリズム、エリプティク
IR法案が国会でやっと成立した。「やるやる」と言って4年間も放置されてきたのだから、いまさら「反対!強行採決だ!」なんて言っている民進党ほか野党のバカさ加減は見ていられない。 この法案が通り「実施法」ができたからといって、すぐにカジノができるわけではない。もう、カジノ産業は頭打ちだから、マカオ、シンガポール型のカジノを日本につくる企業があるだろうか? 有力視されるのはサンズ(シェルドン・アデルソンCEO)だが、いまから計画を実行に移しても、カジノができるのはオリンピック以後だ。 アデルソン氏はユダヤ人でネタニヤフ首相と昵懇、トランプ大統領の選挙戦の最大のドネーターだ。だから現在、ネットでは「カジノ法案強行採決の裏にアデルソン」などという陰謀論が盛んに流布されている。しかし、もしそうだとしても、だからなんなのだという話である。日本にカジノをつくるのは、ビジネスとしてはかなりリスキーな話だ。 パチンコも競馬も年々売り上げを落としている。いまさら、カジノにつぎ込むお金を日本の一般層は持っていない。
[阪神ジュベナイルフィリーズ] 言うまでもなく、2歳女王決定戦。3連勝のジューヌエコールか2連勝のソウルスターリングのどちらかが1番人気になりそうだ。ただ、この2頭が抜けているわけではないので、人気はほかの有力馬にも散るだろう。 そんななかやはり、新種牡馬フランケル産駒のソウルスターリングが、もっとも注目されている。こういうときは、素直にそれに乗って買ってみるという「イージー」な方法を取るのも一考だ。今回はそうすることにした。 パククネ大統領弾劾をめぐって韓国は大荒れ、ソウルでは連日デモが繰り返されている。それで、ソウルスターリングを「暗号馬券」で買う人間もいるかもしれない。ただ、ソウルは魂のソウルで、韓国のソウルではない。 いずれにしても理由などどうでもいい。来ればいいだけだ。
[香港国際競走] ジャパンカップの凋落とともに、香港国際がアジア地域最大の国際競走になった。もう、カーニバル開催をするしか挽回できないのに、JRAはいっこうにやる気がない。 現在、世界の国際G1の流れは、春のドバイミーティング(UAE)、夏のロイヤルアスコット(英)、秋の凱旋門賞(仏)、秋のブリーダーズカップ(米)に、冬の香港国際(HK)ということで定着してしまった。本当に嘆かわしい。
香港ヴァーズ(芝2400m) 断トツの1番人気は、昨年の覇者で連覇がかかるハイランドリール。凱旋門賞2着、ブリダーズC1着からの参戦だから、「鉄板」と言っていいだろう。ここで負けることはほぼ考えられない。よって、この馬は買わない。日本馬はヌーヴォレコルト、サトノクラウン、スマートレイアーの3頭が出走。当然だが、これもすべて買わない。馬券に愛国心はいらない。 買うのは、オーストラリアから転戦の英国馬ビッグオレンジ(Big 0range)。この馬だけが「カラー」(色)&「果物」馬。ここから馬連総流し。
香港スプリント(芝1200m ) 日本のスプリントG1馬2頭レッドファルクス、ビッグアーサーと香港のスプリント王エアロヴェロシティの争いとされている。よって、この3頭は全部ける。買う馬は、ノットリスニントゥーミー(Not Listenin'tome)。前走、香港のジョッキークラブスプリント(G2)をまぐれ勝ちしたが、G1実績はほとんどない。馬主はMatthew Wong Leung Pak氏で、香港のバス会社「Kwoon Chung Bus」の経営者。香港に行くと必ず1回は2階建てバスに乗るので、買ってみることにした。
香港マイル(芝1600m ) 日本馬はロゴタイプ、サトノアラジン、ネオリアリズムの3頭が出走。いずれもそこまで人気がない。中心視されているのが、香港馬エイブルフレンド。コンテントメントとビューティーオンリーも人気になりそうである。 となると、ここで、初めて日本馬を買う。ネオリアリズムだ。この馬の単・複と馬連総流し。
香港カップ(芝2000m ) 12頭立てで、日本馬5頭対香港馬6頭、たった1頭欧州から参戦するのが。フランスのエリプティ(Elliptiqu)。この馬は、格下のドイツのG1バイエリシェスツフトしか勝っていない。これではまったく買う要素がないので、だから買う。エリプティクから馬連総流し。 ただし、やはりモーリスがまとめて差し切るだろう。エイシンヒカリとのワンツーが馬券としては一番売れるだろう。 |