G1予想[199]第22回NHKマイルカップ(2017年5月7日) |
2017年 5月 04日(木曜日) 00:35 |
前走1着馬ディバインコードの差し切り期待
5月に入って、つくられた朝鮮半島危機はやっと落ち着いてきた。じつは情勢はなにも変わっていないのに、金髪・トランプがわめき、それにカリアゲ・金正恩が応じただけ。チキンレースといっても、本質は“出来レース”であることが、多くの国民にやっとわかってきたようだ。 ただし、この間、トランプもカリアゲも支持率が上がり、おまけに安倍内閣まで支持率が上がってしまった。どこの国でも、一般大衆は“世論操作”に弱い。ばかばかしくて見ていられなかった。 とくにこの半月あまり、危機を煽り、官邸の広報マンと化したジャーナリストたちの醜い姿を見るのはつらかった。解説がトンチンカンなうえ、言っていることが明らかに政府擁護だ。 「4月15日までに核実験=戦争勃発確率95%。森本学園なんてやっている場合じゃない」と言った人間がいたが、恥ずかしくないのだろうか?
いまや、反政府的な発言をすると、税金をたっぷり投入されたリサーチ会社、マーケティング会社、広告代理店などによってマークされる仕組みが完成している。彼らは、ウエブ記事、ブログ、掲示板、コメント欄などを常に監視し、政権に都合の悪いことが書かれていた場合、スタッフを使って書き込みをさせ、炎上までもっていく。 こうして、政府がどんな失政を繰り返そうと、支持率は50%を超えるようになっている。 もっともタチが悪いのがマスメディアで、政権不祥事を追及する気はまったくない。森友問題にしても、昔なら完全にアウトにもかかわらず、それが政権を支える“愛国、保守”の内部抗争だから、放置している。
正義が捻じ曲げられる社会。嘘がまかり通る社会は恐ろしい。いまの日本は右にも左にも正義はなく、どちらも徹底して嘘つきだ。メディアの責任は本当に大きい。 重賞レースの多くに、メディアの冠名がついている。このNHKマイルカップは、その代表的なレースだ。昔は単に「NHK杯」と言った。しかも、ここを使ってダービーというのが王道路線だった。あのハイセイコーもカブラヤオーをここを勝った。1970年代、私が20代の頃。本当に素晴らしい時代だった。 しかし、NHK杯は、阪神神戸大震災があった1995年に終わってしまった。
3歳馬のマイルG1となったNHKマイルカップだが、ここ数年、勝ち馬のグレードが落ちている。とくに今年は、桜花賞、皐月賞の残念会の様相を呈している。人気になっているのは、残念皐月賞組のアウトライアーズ、トラスト、プラチナヴォイス、残念桜花賞組のアエロリット、カラクレナイ、ミスエルテ。これにトライアルのニュージーランドT組、別路線組が加わり、大混戦である。 こういうときは、長年にわたって馬券を外してきた「経験知」から見て、もっとも単純な買い方をすべきだ。「前走1着馬買い」だ。ここでは、現時点(枠順未定時点)でそんな馬は、4頭しかいない。 ニシノアップルパイ(500万下1着) ディバインコード(橘ステークス1着) ジョーストリクトリ(NZT1着) オールザゴー(マーガレットS1着)
このうち、ニシノアップルパイは賞金順位から出走は不可能なので外す。となると、まずは、残り3頭の単勝と3頭の馬連全組み合わせを買うことにする。 次に、この3頭のなかから、軸としてディバインコードを選んだ。その理由は、馬名が「神聖な暗号」ということと、この馬が当歳のとき、ものすごく評判がよかったからだ。 ディバインコードは、父はマツリダゴッホ、母は2009年アネモネSを勝ち桜花賞とオークスに出走したツーデイズノーチス。新ひだか・岡田スタッドの生産馬で、「ノルマンディオーナーズクラブ」の一口馬主馬。募集時、岡田牧雄氏が「絶対走る」と豪語したという。 →ノルマンディオーナーズクラブ
ただ、調子がよく調教もいいので、案外、かなりの人気を集めそうだ。しかも、こんな記事がある。【NHKマイルC】ディバインコード7戦馬券外なし(サンケイスポーツ 5/3(水) 9:12配信)。 この記事によると、ディバインコードは7戦して【3・2・2・0】と安定感抜群とし、栗田博調教師は「前走は直線でごちゃついたけど、脚があったから馬群を突いて伸びてこられた。今までとひと味違う競馬をしてくれたね。少しずつ馬も成長して丈夫になってきた」と言っている。自信があるようだ。 結論:ディバインコード、ジョーストリクトリ、オールザゴーの単勝と馬連全組み合わせ。ディバインコードから馬連、および枠連総流し。 |