メルマガ[313] 加計学園問題で安倍政権を追い詰めても問題は解決しない。問題は「日本システム」そのものにある。 |
No.313 2017/07/11 野党による加計学園問題の追及が続いています。とうとう、国会閉会中の「閉会中審査」が行われることになり、文科省の前川喜平・前事務次官が参考人として招致されました。 はたして今後、この問題がどうなっていくかはわかりません。ただ、森友、加計と続く「学園スキャンダル」は、相次ぐ大臣の失言、都知事選での自民惨敗などを経て、いつの間にか「倒閣運動」になり、問題の本質から外れてしまっています。そのため、もし安倍内閣が倒れることがあぅても、この問題が解決することはないでしょう。 なぜなら、これは「日本システム」そのもので、関わった組織、官邸、内閣府、文科省などみな「同じ穴の狢」だからです。 [目次] ───────────────────── ■日本国憲法第14条「法の下の平等」違反 ■一般の会社に置き換えて考えてみると ■「官邸vs文科省」バトルになった原因とは? ■経産省も財務省もみんな仲良く「天下り」 ■官僚と新聞OBが天下りできれば即認可 ■流行語となった「忖度」の意味するところ ■上司に「根回しが足りない」と叱責される ■究極の意思決定方式は仲間内の「談合」 ■縁者やオトモダチで回す「縁故資本主義」 ■「天下り」はパラシュート降下と同じ ■「年功序列・終身雇用」から「実力主義」へ ■「政官業」に「ヤクザ」を加えた「鉄の4角形」 ■安倍晋三は中曾根に比べたらはるかに小物 ───────────────────────── |