G1予想[228]第23回NHKマイルカップ(2018年5月6日) |
2018年 4月 30日(月曜日) 13:37 |
パクスアメリカーナの時代は続いている
南北首脳会談が終わり、米朝首脳会談(トランプvs.ロケットマン)を待つばかりとなった。トランプは超楽観的で、28日(日本時間29日)のツイッターでは、こんなことを言っている。 《Just had a long and very good talk with President Moon of South Korea. Things are going very well, time and location of meeting with North Korea is being set. Also spoke to Prime Minister Abe of Japan to inform him of the ongoing negotiations.》 やはり、安倍首相はトランプからインフォームされないと、なにがどうなっているのかなにもわかっていないのかと、情けなくなる。
いずれにしても、この世界はアメリカが仕切っている。私たちは、アメリカが「覇権」(hegemony)を握る世界に生きている。これを「パクスアメリカーナ」と呼ぶ。 「パクス:Pax」はラテン語で「平和」。覇権国がつくり出した平和がパクスであり、現代は「パクスアメリカーナ」(Pax Americana:アメリカの平和)の時代だ。
このパクスアメリカーナに露骨に挑戦しているのが中国で、中国は建国100年に当たる2049年に、覇権をアメリカから奪い、「パクスチャイナ」をつくり出そうとしている。しかし、世界の覇権の歴史を見ると、覇権挑戦国が次の覇権国になった例はない。習近平は自信があるようだが、無理だろう。 しかし、トランプのような“自分の無知を誇り”とし、習近平もプーチンも、そして金正恩まで「いいヤツ」などとのたまう大統領だと、今後、どうなるかわからない。
パクスアメリカーナになる前、世界の覇権国は大英帝国(ブリティッシュエンパイア)だった。世界は「パクスブリタニカ」だった。大英帝国は、第一次世界大戦を直接の転機として没落し、覇権はアメリカに移った。その覇権を、いままでアメリカは維持してきている。第二次大戦後、これに挑戦したのはソ連だったが、ソ連は冷戦で敗戦して挑戦権すら失い、いまはプーチンが一人で強がっているだけだ。
というわけで、ここは「覇権馬券」で勝負する。軸はもちろん、パクスアメリカーナ。ここから枠連、馬連で総流しをかける。そして、パクスアメリカーナの前はパクスブリタニカなので、本線はタワーオブロンドンになる。前哨戦の一つのアーリントンカップは、タワーオブロンドンが勝ち、パクスアメリカーナが2着という「英米馬券」だった。よって、ここは覇権交代が起こり、パクスアメリカーナが勝ちタワーオブロンドンが2着の「米英馬券」で決まると予想する。 結論:パクスアメリカーナから枠連、馬連総流し。本線はタワーオブロンドン。
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