18/09/01●ついに電子雑誌も前期比マイナス、雑誌の危機が鮮明に! |
2018年上半期(1月〜6月)の出版物の販売金額は、相変わらず前年比でマイナスを続けているが、紙のマイナスに反してこれまで伸びてきた電子出版が大きく失速している。 上半期の紙と電子出版物販売金額は7827億円で、前年比5.8%減。そのうち紙出版は6702億円で前年比8.0%減、電子出版は1125億円で同9.3%増となっている。 しかし、電子出版の内訳を見ると、電子コミックが864億円で同11.2%増、電子書籍が153億円で同9.3%増なのに対し電子雑誌は108億円で、なんと同3.6%減とマイナス成長である。 紙での雑誌は毎年、大幅なマイナスを続けているが、ついに電子でもマイナスになり、深刻な事態に陥っている。電子雑誌のマイナスは「読み放題サービス」の会員数の減少と見られる。 |