メルマガ[387] 〜[389]キャッシュレス社会のリスク(1)〜(3) |
No.377 2018/08/21 キャッシュレス社会のリスク(1)決済が簡単なうえ、マネロン、脱税などがなくなり、いいことずくめというのは本当か? 世界から遅れていると言われてきた日本の「キャシュレス社会」が、ここにきて、変わろうとしています。政府は、この4月に「2025年までに決済の40%をキャッシュレスにする」と宣言し、コンビニはスマホ決済店舗をつくり、銀行はリアル店舗とATMの削減を開始しました。 しかし、キャッシュレスになることは、本当にいいことなのかどうか、じっくり考えてみる必要があります。 そこで、今回から3回、3日間にわたり、「キャッシュレス社会のリスク」と題して配信します。 [目次] ───────────────────── ■銀行はリアル店舗、ATMを削減することに ■2025年までに決済の40%をキャッシュレスに ■主要国は軒並みキャシュレス決済50%超え ■「1万円札を廃止せよ」というロゴス教授 ■世界で進んできた高額紙幣廃止の動き ■日本人はキャッシュレスに向かない ■ご祝儀、お手当、謝礼などはどうするのか? ─────────────────────────
No.388 2018/08/22 キャッシュレス社会のリスク(2)現金がなくなったら愛人の“お手当”、医者への謝礼はどう払う? 昨日の配信では、キャッシュレス社会はいいことばかりでないということを、最後に指摘しました。マネーロンダリングや不正蓄財、脱税は防げても、私たちが日常生活で失うものは大きいのです。 とくに、日本社会で慣習的に現金を使って行われてきたことが、キャッシュレスになったらどうすればいいのか?見えてきません。 [目次] ───────────────────── ■マネロンはどのように行われているのか? ■オフショアの銀行に入れた時点でほぼ成功 ■プライベートジェットによる現金持ち込み ■不動産取引の“裏金づくり“は成立せず ■愛人への“お手当”の支払いと贈与税 ■医者に「謝礼金」を包めなくなる ■キャッシュレス社会の2大リスク ─────────────────────────
No.389 2018/08/23キャッシュレス社会のリスク(3)おカネの動きがすべて記録・監視されるビッグブラザー社会」の怖さ 昨日の配信記事で述べたように、キャシュレス社会になると、私たちはプライバシーを失い、それとともに個人の自由まで失いかねません。 もともと、プライバシーがない中国はかまわないかもしれませんが、欧米や日本がそうなった場合、この世界はジョージ・オーウェルの著書『1984年』に描かれたような監視社会、ビッグブラザーが支配する世界になりかねません。 はたして日本は、スウェーデン型のキャッシュレス社会になることができるのでしょうか? [目次] ───────────────────── ■中国ではお年玉もキャッシュレスに ■「紅包」をデジタル化したら爆発的にヒット ■元からプライバシーゼロの管理社会 ■生活のすべてに影響するクレジットスコア ■スウェーデンは新しい未来像を示している ■個人情報がすぐわかる「超透明社会」 ■日本がキャッシュレス社会になるとき ───────────────────────── ───────────────────────────────────────────────────── 山田順の「週刊:未来地図」 ― 経済は?ビジネスは?今後確実に起こる未来の歩き方。ときどき、取材 裏話、スクープ、身辺雑記。 有料メルマガの購読、課金に関するお問い合わせは、 このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にして下さい までお願いいたします。 (その他のアドレスですと、お返事できない事がございます。御了承下さい) 配信中止、メールアドレスの変更はfoomiiのマイページから変更できます。 ログイン時に登録したID(メールアドレス)とパスワードが必要になります。 ────────────────────────────────────────────────────── |