19/04/10●日販とトーハン、協業で合意。2020年以降、統廃合を本格化 |
昨年11月に検討を発表していた協業について、日販とトーハンは正式に合意したと4月9日に発表した。これにより、2020年度以降順次、両社の物流拠点の統廃合も含めた協業を具体的に進め、物流の効率性を高めていくという。 NHKニュースは、次のように伝えた。 「長年のライバルだった出版取り次ぎ大手の日本出版販売とトーハン。出版をめぐる厳しい経営環境の中、あえて手を組み、新刊の書籍の発送業務などについて協業を進めていくことになりました」 もう書くまでもないが、この協業の背景には、出版不況による紙の出版物の売上減と物流・販売費の高騰がある。「もはや従来の構造のまま出版流通ネットワークを維持することは不可能な状況」と、発表文は述べている。 |