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[325]日中友好を続けると日本の将来は危うい。ラグビー世紀の番狂わせ、消費税増税のいまに思う。
2019年 9月 30日(月曜日) 16:27

ラグビーW杯で日本がアイルランドに「世紀の番狂わせ」勝ちをして、いま、日本中が沸きに沸いている。今日もワイドショーはこの話題一色だ。

 日本のオッズは単勝150〜250倍、プールA1位通過15.0倍だったから、まさに「ジャイアントキリング」だろう。マッチベットも圧倒的にアイルランドだから、ブックメーカーも欧州のベッティングプレーヤーたちも、大損したに違いない。私もどうせ勝てないと、はなから本気でテレビを見ていなかったが、後半戦の戦いを見て目が覚めた。いまとなっては、本当に自分の不明を恥じる。

 これでは、競馬も国際情勢も当たるはずがない。

 

 とはいえ、いまの日本は危うい。消費税増税が、ラグビーの話題でかき消されてしまっているが、このままだと、景気は確実に悪くなる。さらに、外交の無定見ぶりが、危うさに拍車をかける。

 安倍首相はトランプのご機嫌とりばかりしていないで、彼に自由主義陣営の同盟の価値をもっと認識させるべきだ。 世界の自由主義貿易体制、民主主義、自由と人権は、中国のおかげで、いま危機に瀕している。

 

 

 トランプは中国と貿易戦争を戦っているが、これが本当は世界の覇権争いであり、人類社会の将来を左右する戦いだとわかっていない。中国の力を削ぎ、アメリカが儲けられればいいとしか思っていない。

 しかも、アメリカが本当に儲けたいなら、中国包囲網をつくらなければならない。欧州や日本、韓国、インド、場合によってはイランなどの中東諸国から中南米諸国、アフリカ諸国まで抱き込まなければならない。欧州、とくにドイツなどに駐留軍経費の増額をふっかけるなど、もってのほかだろう。

 

 トランプは中国を叩きながら、それと同じようにアメリカの同盟国まで叩いている。これを続ければ、カネの力で中国は勢力圏を広げていくだけだ。多くの国は、自由と人権よりカネを取る。その結果、一帯一路は拡大し、「債務の罠」に陥る国が続出している。これは、世界の危機だ。

 しかも、日本には親チャイナの政治、経済ロビーがあり、アメリカと中国を等距離に考え、どちらともうまくやっていこうとする人々がいる。

 

 歴史を振り返れば、どっちつかずの国は必ず滅びている。また、弱い側の同盟についても国は滅びる。日本は、明治の近代国家建国以来、必ず、強い側につき、当時の覇権国、英国サイドについて、日清、日露、第一次大戦を戦った。しかし、第二次大戦前に弱い側と三国同盟を結び、破滅した。

 また、覇権挑戦国は次の覇権国になれないという歴史の必然もある。どう見ても、いまの中国はローマ史におけるカルタゴである。いずれ、衰退する。 

 この教訓は限りなく大きい。現在の世界はパクスアメリカーナなのだから、日本はこの秩序から出てはいけない。

 

 それなのに、安倍政権は、先のG20で習近平に歩み寄り、「日中関係は完全な軌道に戻った」と、「来年の桜の咲くころには主席を日本に迎えたい」と要請した。こんな馬鹿げた話はない。これでは、自ら西側の自由主義世界から出ていこうとしているようなものだ。

 

 

 今回の私の新刊『『米中冷戦 中国必敗の結末』(MdN刊 1400円+税)は、そんな思いのもとに書いたものだ。

 米中新冷戦を、現在のファーウェイをめぐる技術覇権争いから、経済、軍事、宇宙まで広げて展望し、さらに、歴史を振り返って考察した。歴史的に見れば、覇権挑戦者である中国がアメリカから覇権を奪取し、次の世界覇権国なることはありえない。この流れは、次の米大統領が、トランプの続投であろうと、また新大統領であろうと変わらない。このことを、政治家も国民も深く認識すべきだ。

 https://books.mdn.co.jp/books/3219403034/

   


 はたして、来春、日本は本当に習近平主席を国賓として迎えるのか。消費税増税不況が現実化し、オリンピックを前に五輪特需もなくなる。そんな時期にこれでは、日本の将来は本当に危ういのではないか。

 ラグビーの試合を見ながら、そんなことを考えてしまう今日このごろだ。今年の秋は、いつもの秋より憂鬱な秋になりそうだ。

 

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