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[328]許せないゴーンの「逃亡」と安倍「全方位外交」のバラマキ。
2020年 1月 16日(木曜日) 17:04

年が明けてから、あっという間に2週間が過ぎた。本当に月日が経つのは早い。年末年始はフィンランドの田舎町にいたので、昼が短くて夜が長い、雪に包まれた“静寂”のなかで過ごした。

 それが、日本に帰ってくると、すべてが慌ただしい。オリンピックイヤーということで、その話題がひっきりなしに報道されている。そればかりか、日産自動車の前会長カルロス・ゴーンの逃亡劇、そしてイラク情勢の悪化が、連日、伝えられている。

 

 

 それにしても、ゴーンの国外逃亡は、日本人としては本当に許せない。この人物は、現夫人のキャロルという女性と不倫関係になってから、まったく変わってしまった。上流社会のデカタンスに染まって、勘違いオトコになってしまった。ベルサイユ宮殿でド派手な結婚式をやるなど、上流階級の人間がやることではない。お互いに4人と3人の子持ちだ。

 キャロルという女性は、ホンモノの上流階級の人間ではないだろう。

 

 かつて、私の娘が通っていたサンモールに、彼の娘も通っていた関係で、カルロス・ゴーンは、2005年の卒業式に招かれてスピーチをしたことがある。そのときのスピーチを覚えているが、子供たちが将来どう生きるべきかを熱く語って感動的だった。

 それがどうだろう。いまは、子供たちの将来の生き方など語る資格のないオトコに成り下がってしまった。日産であろうとルノーであろうと、会社のカネを私用で使い込んだのだから、どの国であろうと訴追されて当然だ。

 

 ただ、日本の「人質司法」がよくないことは、本当だ。日本はミスが許されない社会的プレッシャーがあるので、こんなことになる。徹底して証拠固めして裁判で有罪にできなければ、検察の沽券にかかわる。しかし、そんな沽券を守ることが、それほど重要だろうか?

 

 

 それにしても、レバノンである。こんな中東の腐敗国家、それもヒズボラの巣靴に、日本はなぜ舐められなければいかないのか?

 そこで思うのは、安倍外交の定見のなさ、デタラメぶりだ。安倍首相は、自身の外交を「地球儀俯瞰外交」と自賛しているが、それは、ひと言で言えば、全方位にカネをばらまくことだ。

 レバノンもそんな国の一つ。日本はこれまで、シリア危機によって約150万人もの難民が流入したレバノンに多額の援助をしている。その額、2012年以降、医療、廃棄物処理、食糧、教育、技能・職業訓練、治安維持に対し、2億1000万ドル。みんな安倍首相が中東訪問で約束したことであり、日本国民(われわれ)の税金だ。

 ゴーンの保釈金15億円は没収され、ゴーンは逃走費用に総額23億円を使ったという。どう考えても、日本はレバノンとは国交断絶すべきだろう。

 

 日本の中東外交は迷走している。中東諸国にとっては、「全方位」などと言って、なにか起これば、カネを持ってやって来てくれるのだから、日本みたいな「いい国」はない。これでは、中国と同じだ。安倍外交のお人好しぶりは、度を超えている。なぜ、日本の大手メディアはこれを批判しないのか? 幹部たちが首相と定期的に食事し、「今回の中東訪問はどうでしたか?」などと、酒を酌み交わしている場合ではないだろう。イラン問題にしても、NHKをはじめとする大手メディアは、これまで、「世界で安倍首相だけが、アメリカとイランの仲を取り持てる」という虚偽報道を繰り返してきた。 

 

 今後、自衛隊が中東に派遣される。野党は、「安全なのか」とトンチンカンな批判をしているが、本当に批判しなければならないのは、その派遣規模の脆弱ぶりだ。なんと、P3C哨戒機1機と、ヘリコプター搭載可能な護衛艦「たかなみ」1隻だけである。自国タンカーが攻撃を受けたというのに、こんな中途半端な陣容でいいわけがない。せっかくつくったのだから、「いずも」などの空母を中心にした艦隊を編成して、送り込むべきだろう。そうでないと、なにかあったら、自衛隊員の身の安全は守れない。

 

 なぜ、日本は有志連合に参加しなかったのか? それは、安倍首相が小心者で、対面ばかり気にするからだ。もうひとつ、世界がトランプを嫌っていることもあるだろう。

 しかし、日米同盟を強調し、それが日本存立の基盤とするなら、このような曖昧な態度は、いずれ破局を招きかねない。敵か味方を明確にしなければ、安全保障は確立されない。このままでは、日本は「コウモリ」になってしまう。

 

 有志連合参加国は、いまのところ、アメリカ、英国、サウジアラビア、オーストラリア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、アルバニアの7カ国だけだ。しかし、トランプの呼びかけだから、参加国が少ないだけで、ほかの大統領だったら結果は違っていただろう。

 すでに米中冷戦は始まり、中国もロシアもイラン側に立っている。つまり、世界はもう完全に分断されている。トランプであろうとなかろうと、世界の国々はどちらの陣営に立つのか、その岐路に立たされている。

 

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