G1予想[286]第99回 凱旋門賞(2020年10月3日) |
2020年 9月 29日(火曜日) 13:57 |
マジカルから総流しいくつかのブックメーカーで[凱旋門賞](Prix de l'Arc de Triomphe)のオッズを見ると、だいたい次のようになっている。
Love(2.5) Enable(3.0) Sottsass(15.0) Raabihah(15.0) Stradivarius(17.0) Ghaiyyath(17.0) Magical(17.0) Mogul(21.0) Serpentine(21.0) Fancy Blue(26.0) Persian King(34.0) Galileo Chrome(34.0) Telecaster(34.0) Japan(34.0) In Swoop(34.0) Logician(41.0) Baltic Gold(41.0) Ocean Atlantique(51.0) Way To Paris(51.0) Deirdre(ディアドラ)(51.0) Valia(51.0) Ebaiyra(67.0) Zeyrek(67.0) Skyward(67.0) Donjah(101.0) Sovereign(101.0)
どこまでいっても、今回で凱旋門賞4度目(2勝2着1回)で引退レースとなるエネイブル(牝6歳)と、最強3歳牝馬のラブの一騎打ち牝馬対決だ。主要ブックメーカーのオッズでは、ラブが1番人気、エネイブルが2番人気となり、この2頭で人気を2分している。
ラブは、英国調教馬で牝馬クラシック2冠を達成。英オークスでは2017年にエネイブルが出したレースレコード2分34秒13を上回る2分34秒06で圧勝。その後のヨーク競馬場で開催されたヨークシャーオークスでも5馬身差で圧勝。3歳牝馬は斤量に恵まれるので、エネイブルを抑えて1番人気になった。
一方、エネイブルは、始動戦となったエクリプスSはガイヤースの逃げ切りを許して2着。ただ、続くキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは4頭立てだったとはいえ後続に5馬身半差をつて圧勝。凱旋門賞前の脚ならしとなったセプテンバーSでは、61㎏の斤量を背負いながら先手を奪うとそのまま後続を突き放し7馬身差で圧勝した。
この2頭で決まれば、コロナパンデミック・イヤーを永遠に記録する一戦になるだろう。後に「2020年は?」と聞かれ、「凱旋門賞がエネイブルとラブで決まった年」と答えられれば、メデタシメデタシではないだろうか。
ところが、ここで私が買いたいのは、エネイブルとラブではなく、同じ牝馬でもマジカルだ。 Magical performance at Leopardstown in Irish Champion Stakes / sportinglyfe.com エクリプスステークスでエネイブルを破ったガイヤースを、愛チャンピオンSで負かしたため、オッズが上昇。それだけがイヤだが、馬券プレイとしては、この馬しかいない。なぜなら、レースに近づくにつれて人気が上がり、それで買ってみると来ないという馬の典型だからだ。 どう考えてもマジカルがエネイブルを破ることは想像できない。となると、買うほかないだろう。
結論:マジカルから馬連総流し。
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