メルマガ[598] 〜[600] ウクライナ戦争を読み解く(1)〜(3) |
No.598 2022/03/15 ウクライナ戦争を読み解く(1)一般メディアはなぜか無視。ウクライナ戦争の黒幕、闇組織の実態
ウクライナ戦争は泥沼化し、この先、どうなるのかまったく見えてこない。現在の欧米メディアの報道を見ると、ともかくロシアが悪で欧米が善、ウクライナはロシアに一方的に侵略された被害者ということになっている。したがって、この図式に沿って、日本でも報道が行われている。 しかし、ウクライナは以前から「破綻国家」であり、東西の利害が衝突する係争地だった。そのため、裏人脈、闇組織などが入り乱れ、暗躍を重ねてきた。結局、ロシア国民もウクライナ国民もみな被害者で、この戦争はまったく無益と言うほかない。 (*今日から3回にわたり、ウクライナ戦争に関して情報を整理して配信します) [目次] ───────────────────── ■プーチンは「悪の帝国」の独裁者なのか? ■アメリカもまた「偽旗作戦」を行なってきた ■世界から集まる「外国人義勇兵」の実態 ■「ネオナチの排除」は単なるでっち上げではない ■欧州各国を経由して極右やネオナチが参戦 ■ロシアも続々、民間の傭兵部隊を投入 ■アメリカを代表する民間軍事会社2社 ■軍産複合体にとって紛争、戦争は大歓迎 ■戦争は武器・弾薬の在庫一掃セール ■国連での「生物兵器」をめぐる茶番劇 ───────────────────────── No.599 2022/03/16 ウクライナ戦争(2)アメリカは対ロ政策を間違えた。ビクトリア・ヌーランドの裏工作と腐敗政権
前回に続いて、ウクライナ戦争の裏側について、判明している事実を伝えていきたい。 日本のメディアは、欧米が善、ロシアが悪の「善悪二元論」に基づいて報道しているが、今日までのことを振り返ると、事態はそんな単純なものではない。むしろ、アメリカのロシア敵視政策が、今回のロシアの侵攻を招いたと言えるだろう。もともとウクライナの政権が腐敗していたこともあるが、現在の事態の発端は、国務省ナンバー3のビクトリア・ヌーランド次官がつくった。 ジョージ・ケナンやヘンリー・キッシンジャーの警告は無視されたのだ。 [目次] ───────────────────── ■国連で「生物兵器」をめぐり米ロが応酬 ■ロシア軍の手に渡る危険性を指摘 ■結果的に生物兵器の研究を認めたことに ■ヌーランドはバリバリの「ネオコン」 ■「EUなんてクソ食らえ」で政権転覆 ■ロシア脅威論を煽り、プーチンに復讐 ■繰り返されたアメリカとロシアの駆け引き ■政治が腐敗すると米ロはそれにつけ込む ■ケナン、キッシンジャーは正しかった ■ウクライナはフィンランドに学ぶべきだった ───────────────────────── No.600 2022/03/17 ウクライナ戦争(3)ロシアは孤立し崩壊するのか?経済制裁から見えてくる「もう一つの世界」 日本のメディアやコメンテーターは、「ロシアは国際社会から孤立し、いずれ崩壊する」「プーチンは失脚する」と言い続けているが、はたして本当にそうなるだろうか? 経済制裁により、たしかにロシアは窮地に陥っている。しかし、じつは経済制裁に参加していない国も多いのだ。そのことを見れば、ロシアは持ちこたえ続け、世界は欧米ブロックと中ロブロックに分断される「新冷戦」構造が進んでいくのではないだろうか? となると、日本の立ち位置は本当に危うい。 [目次] ───────────────────── ■ロシアはいずれ崩壊するというメディア ■経済制裁参加国と非参加国を比較する ■エネルギーと食糧から見た経済制裁 ■中国がロシア制裁に絶対に加わらない理由 ■「SWIFT排除」は影響を与えるのか? ■アメリカは中国のロシア離れに期待 ■このままでは漂流するだけの日本 ────────────────────────── 山田順の「週刊:未来地図」 ― 経済は?ビジネスは?今後確実に起こる未来の歩き方。ときどき、取材裏話、スクープ、身辺雑記。 有料メルマガの購読、課金に関するお問い合わせは、 このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にして下さい までお願いいたします。 (その他のアドレスですと、お返事できない事がございます。御了承下さい) 配信中止、メールアドレスの変更はfoomiiのマイページから変更できます。 ログイン時に登録したID(メールアドレス)とパスワードが必要になります。 ──────────────────────────────────────────── |