• ホーム&サイト
  • 時事ブログ
  • メディアNEWS
  • 仕事の記録
  • メルマガ
  • 外食日誌
  • G1予想
  • 問い合わせ

山田順プライベートサイト

A ROAD TO HEAVEN
Home [394]3年前の春、元号が「令和」に切り替わった。しかし、「美しい調和」の時代は訪れなかった。

All Menu(すべてのメニュー)

  • Home & Commentary(「私の視点」時事ブログ/随時更新)
  • About the Site(このサイトについて)
  • Profile(プロフィール)
  • Media News Selection(メディア業界ニュース)
  • Works(仕事の記録)
  • Mail Magazine(メルマガ:未来地図)
  • Regulars(連載記事/時々更新)
  • Special Articles(特別記事)
  • Works Archive(著作、記事の紹介および一部公開)
  • Horse Race(G1予想、競馬エッセイ)
  • Memories of My Father(作家・津田信アーカイブ)
  • Eating-out Diary(外食日誌)
  • 問い合わせはこちら

Link

  • リンク集

Designed by:
SiteGround web hosting Joomla Templates
[394]3年前の春、元号が「令和」に切り替わった。しかし、「美しい調和」の時代は訪れなかった。
2022年 4月 18日(月曜日) 22:13

連日のように、ウクライナ戦争の洪水報道が続いている。それまでは、まる2年間コロナの洪水報道が続いていた。どちらの報道も、なにが確かかわからず、ただ虚しく日々は過ぎていく。

 足元では、モノがみな値上がりして、スタグフレーションが進展している。はたして、今後どうなっていくのかと思うと、暗い未来しか浮かばない。

 

 そこで、コロナ禍になる前年、いまから3年前の2019年の春はどうだっかと思い返してみると、すっかり忘れていたことがあった。

 それは、2019年4月1日から、年号が「平成」から「令和」に切り替わったことだ。この「令和」の2文字を掲げたのは、菅義偉官房長官(当時)だった。

 

 安倍晋三首相(当時)は会見を開き、次のように述べた。

「新しい元号は令和であります。これは万葉集にある『初春(しよしゆん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぎ、梅は鏡前(きやうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(かう)を薫(かをら)す』との文言から引用したものであります」

  ©️BBC 

 へえ、これまでの漢籍とは違い、今回は万葉集が出典なのかと思って、説明を聞くと、首相はこう続けた。

「この令和には人々が美しく心を寄せ合うなかで、文化が生まれ育つという意味が込められております」

「文化を育み、自然の美しさを愛でることができる平和な日々に、心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ち溢れた新しい時代を国民の皆様と切り開いていく。新元号の決定にあたり、その決意を新たにしております」

 

 その後、学者などの見解が発表されたが、「令」は「おきて」「命令」ではなく、「よい」という意味で、「和」は「調和」や「平和」を表しているとされた。つまり、「令和」とは、「美しい調和のとれた平和な時代」ということだった。

 しかし、そんな時代が訪れただろうか? 

 

 コロナ禍が起こって、安倍晋三は逃げるように退陣し、後継者となった菅義偉は自分の言葉でモノを語れず、1年しか持たなかった。その後、「聞くことだけが得意」という岸田文雄が首相になったが、いまだになにをやっているのかわからない。

 アベノミクスは虚構で、それを担いだメディアは「戦後最長の景気拡大」などと言ってきたが、いまは同じ口で、しゃあしゃあと「悪い円安」「インフレが止まりません」などと言っている。少子化による人口減という、日本が直面している最大の問題にまともに取り組もうとしない人々によって政治は運営され、日本は日々衰退を続けている。

 

 そういえば、令和に年号が切り替わったとき、私と家内はニューヨークにいた。「今年は、こっちでお花見ができそうだ」と言って、ブルックリンのボタニックガーデン恒例の桜祭りがいつからだろうか?と新聞を見ていたら、日本が新元号に切り替わったという記事が出ていた。

 『NYタイムズ』は「令和」を、「order and peace」と訳していた。これでは、「令」はやはり「おきて」「命令」ではないかと思っていたら、その後、日本政府が抗議したという報道があった。

 「令はオーダーではない。誤訳である」ということで、日本政府が示したのが「beautiful harmony」(美しい調和)だった。いま思うと、本当に情けない話だ。

 

  ボタニックガーデン「桜祭り」©️Time Out

 

 結局、「令和」は、「美しい調和」の時代にはならなかった。ここまで、災難、事故、不祥事、争乱が続くと、昔ならすぐに年号を変えただろう。もちろん、いまはそんなことはできない。

 いまの政治は縁起や世相ではなく、科学でやらなければならない。しかし、この国は、単に縁起や世相だけで政治を行っている。

 

 すでに、欧米はコロナ規制をやめ、空港検疫もなくなった。昨日、NYに行った人間は、JFKはもうなんのチェックもなく、コロナ以前と同じようにパスポートコントロール、カスタムを通過できたという。

 それなのに日本は? いったいつまで「コロナ鎖国」を続けるのだろうか? すでに桜は散り、春は過ぎ行こうとしている。来年の花見のころ、世界はどうなっているのだろうか?

 

What's New(最近の更新)

  • [452]イスラエル・イラン戦争---戦乱が続く世界を見て、じつはなにもわからない自分に慄然
  • [451]温暖化で気候は完全に変わった!今年は空梅雨で、このまま夏に
  • [450]東京湾を行き来する船を眺め、昔を思い、行日々を思い、行く末を思う。
  • 25/06/12●朝日新聞が土曜夕刊を中止。毎日新聞も追随
  • メルマガ[778] このままでは手遅れになる「愛子天皇」。「男系男子」にこだわると皇統は続かない!
  • 25/05/30●取次大手2社の決算が示すのは、本業の取次ビジネスの止まらぬ凋落
  • [449]リノベのため仮住まいに引っ越し。今夏はここで過ごすことに
  • 2025年5月29日●「Yahoo!ニュース」エキスパート欄への寄稿記事(2025年度)一覧
  • メルマガ[761]〜[777] 2024年12月〜2025年5月 全タイトル
  • 25/05/15●インプレスHDが上場を廃止し、出版部門を効率化
  • [448]とうとうトランプの相互関税が発表され、世界中が困惑、市場は大混乱!
  • [447]花冷えのなか、大岡川、赤煉瓦、山下公園、港が見える丘とお花見散歩
  • [446]ニュースはウクライナ停戦とトランプ関税ばかり。桜開花予想は横浜3月25日
  • [445]オレ様大統領トランプに世界中が振り回され、大混乱の日々が続いている
  • メルマガ[754]〜[760] 2024年12月〜2025年1月全8本
  • [外食Diary]MOKICHI 鎌倉
  • 25/02/01●昨日(1月31日)で、「夕刊フジ」と「東京中日スポーツ」が廃刊、デジタルに移行。
  • [外食Diary]八芳園(結婚披露宴)
  • [外食Diary]LUXE DINING HAPUNA(品川プリンスH)
  • 25/01/21●米テレビ局、大量リストラ。ソーシャルネットワーク発展の影響
  • 25/01/21●性加害タレント仲井正広が引退。フジテレビ、スポンサー離れで窮地が続く
  • [444]中居正広「性加害」&フジテレビ「女子アナ上納」スキャンダルで思うこと
  • 25/01/15●2025年、出版関連メディアはどうなる?
  • [443]ロサンゼルスで史上最悪の大火。「トランプ2.0」の年が始まった。
  • 2025年1月10日●地方紙のコラムを書いて約2年経過
  • [外食Diary]レッドロブスター
  • [外食Diary]ブラッセリー「フローラ」
  • [442]世界とは違う日本の正月。新暦でやる国はほぼ日本だけ
  • [外食Diary]清香園
  • 24/12/19●ソニーとKADOKAWAが資本業務提携契約を締結、筆頭株主に!

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

Ads on: Special HTML

 

「出版大崩壊」著者インタビュー

山田順プライベートサイト, supported by tanken.com, advertized by sanhaku.com

© JUN YAMADA All Rights Reserved.