[404]10月なのに夏日。コロナ、国葬、統一教会問題、インフレ、円安-----なにもかも「放置」されたまま、いよいよ秋になる。 |
2022年 10月 03日(月曜日) 00:15 |
今日は、家内と娘と3カ月になった孫娘を連れYC&ACに出かけ、ランチ。娘は、今日でプールがクローズというので、短時間だが泳いだ。 先週はずっと宮崎にいたが、台風が去った後は晴天が続き、夏は終わらなかった。今日も快晴で、最高気温は30度。見上げれば、いまだに夏の青空で雲ひとつない。いまや、夏は昔に比べてはるかに長くなった。 まさにエンドレスサマーだ。
(写真)YC&ACのテラス席、上空は夏空。バーガーランチ といっても、今週半ばからは季節は一気に進み、気温が下がって本格的な秋になるという。気候変動のせいで、天気予報はあてにならなくなったが、今回はいくらなんでも当たるだろう。週の半ばに低気圧が通過し、その後は、最高気温が20度まで下がるという。
(写真)宮崎の帰りの便の窓から富士山。今週の天気 安倍元総理の「国葬」は結局強行されたが、今日まで日本が抱える問題はなに一つ解決されていない。統一教会問題、円安、インフレ、コロナ禍----なにもかもが「放置」されたままになっている。 こうした目前のことより、はるかに深刻な少子化人口減も、放置されたままだ。 それにしても、円安の進行は速い。年初は115円前後だったが、6月に130円台になると、先週はとうとう145円を突破した。そうしたら、なにもしないと思っていた政府が円買い介入をやったので、本当に驚いた。 24年前の1998年6月以来のことだというが、一時的に140円まで戻した後は、すぐまた145円台に戻った。介入額は3兆6000億円というが、その程度では「焼け石に水」だ。そんなことは政府もわかっているはずで、これは対策を打ちましたよというポーズだろう。 どう見ても、財務省・日銀は、このまま緩和を続け、インフレを放置して、「インフレ税」によって、公的債務を圧縮する算段だ。景気も国民生活も役人にはどうでもいいことだ。役人にとっては、どちらかというと不景気のほうが権力を使えるので気持ちがいい。
24年前、1997年〜1998年の円安は、北海道拓殖銀行、山一証券などの金融機関が破綻する金融危機が起こり、株と円が売られる「日本売り」が始まったからだった。しかし、介入でも円安は止まらなかった。 反転したのは、介入から3カ月後のロシア債務危機を経て、ヘッジファンドのLTCMが破綻し、FRBが利下げを余儀なくされたからだった。今回も同じだろう。ただし、いつFRBが金利を下げるかはわからず、さらに、日本売りは24年前よりも激しい。 日本人自身が円を売って、資産をドルに代えている。 10月は値上げのピークになると、テレビが言っている。帝国データバンクによると、2022年に値上げを実施、または予定する食品約2万品目のうち、10月は6500品目の価格が引き上げられるそうだ。 もはや、デフレなど遠い昔の話で、あらゆるものが値上がりする。 それに追い打ちをかけるのが、後期高齢者(75歳以上)の医療費負担が2割に引き上げられる。
コロナ禍は続いているが、うやむやのうちに終わりそうだ。なにしろ、11日には、入国規制がほぼ全面解除される。「Go to Travel」に代わる「全国旅行割」も始まる。 ウクライナ戦争のほうは、とうとうウクライナが反転攻勢に出て、領土を奪回し始めた。今日のニュースでは、ウクライナ軍は東部ハリコフ州に続き、リマンを奪還。ロシア軍は撤退しているという。 プーチンが、ここまで時代錯誤のバカ男だと、ウクライナ戦争が起こるまで気がつかなかった。習近平はそこまで愚かではないと思うが、今後の世界は、ロシアが没落していくなか、中国がどう出るかで決まるだろう。 秋が深まるとともに、世界の転換点がやってきそうだ。
先ほどまで、凱旋門賞を見ていた。レース直前、激しい雨が降ったので、日本馬は絶対無理と思ったら、その通りになった。ただ、買ってみたオネストはいいところなく、惨敗した。 勝ったのは英国の5歳牝馬アルピニスタ。直線で、逃げたタイトルホルダーを持ったまま悠然とかわしていくのだから、驚いた。タイトルホルダーは完バテして11着。ステイフーリッシュは14着、ディープボンドは18着、ドウデュースは19着。 毎年、メディアは、このレースを勝つことを「日本の悲願」と煽り、日本馬が敗戦すると「世界の壁は厚かった」と書く。しかし、凱旋門賞は、欧州、とくにフランス特有のレースで、世界一決定戦ではない。 (写真)ゴール1ファロン前で抜けたアルピニスタ。2着はヴァデニ©️グリーンチャンネル |
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