G1予想[340]第39回 マイルCS(2022年11月20日) |
2022年 11月 15日(火曜日) 20:29 |
セリフォスからサリオス本線への「神話馬券」先週のエリザベス女王杯は、本当にひどかった。坂井瑠星が出ているときは、馬などどうでもよく、坂井から自動的に買うことにしているが、それにしても14着はない。 2番人気だけに、本当にいただけない。レース後の坂井のコメントは、次のとおり。 「すごく落ち着きがあって雰囲気はよかった。ゲートを出て取りたい位置も取れた。スムーズな競馬はできたのに残り800メートルから手応えがなくなってラストは脚が上がってしまった」
1番人気の3冠牝馬デアリングタクトの6着もひどい。坂井の次に自動的に買うのが松山弘平だが、追い込みきれなかった。松山のコメントは、次のよう。 「1番人気に応えられず申し訳ない。ポジションは取れたし、外が有利な馬場でも一生懸命に走ってくれた」
この2人のコメントを知って思うのは、やはり馬場ということ。レース前の大降りの雨で、馬場は重。その影響で、この2頭とも来ルことができなかったということだろう。 それにしても、どう見ても坂井や松山より下手な、Cデムーロが勝ったのには驚いた。今回来ている外国人ジョッキーのなかでも群を抜いて下手なうえ、大外をぶんまげて勝つのだから、やはり馬場適正以外にない。良馬場ならジェラルディーナは差しきれなかったはずだ。それなのに、良血開花などと言っている競馬メディアはいい加減すぎる。
さて、今回のマイルCSは、好メンバーがそろった。 人気になるところを挙げると、牝馬芝マイルGⅠ3勝のソダシ、昨年2着に入ったシュネルマイスター、前走・毎日王冠で2年ぶりの勝利を飾ったサリオス、今年のNHKマイルカップの覇者ダノンスコーピオン、富士ステークスで古馬を撃破したセリフォスといった具合だ。 このなかで、なぜかソダシがかなりの人気を集めている。それは、データに基づくようで、その理由はというと、まず阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞で阪神マイルG1を2勝しているうえ、マイルは4戦全勝という点だ。 次に、桜花賞では1分31秒1という破格のコースレコードを記録したこと。さらに、今年は京都競馬場改修工事の影響によって阪神競馬場で開催されるので、同コースの桜花賞馬にとっては有利なことなどが挙げられている。
しかし、というかもちろんというか、買わない。買うのは、3才のセリフォス。セリフォス島(Serifos)は、エーゲ海に浮かぶキクラデス諸島の島で、ギリシア神話の故郷。セリフォスの王ポリュデクテースは、ペルセウスによって石に変えられた。石だから、固いというのは単なるシャレ。で、さらにシャレを高じて、相手本線はサリオス(Salios)。サリオスはローマ神話に登場する戦闘の踊りの発明者というから、ギリシア神話とローマ神話の対決ということでどうだろう。 結論:セリフォスから馬連、枠連、総流し。相手本線はサリオス。 |