22/11/28●取次大手2社、トーハン日販ともに大幅減収決算 |
トーハンに先立つ25日、日販グループホールディングスは、連結子会社36社の連結中間(2022.4.1~同9.30)決算の概要を発表した。売上高は2198億1300万円(前年同期比10.8%減)で、営業損失1億0400万円(前年は16億4500万円の利益)、経常利益は1500万円(前年同期比99.2%減)と大幅に減少した。ただし、親会社株主に帰属する中間純利益は11億7800万円(同19.9%増)と、グループ全体では経常利益を確保した。 とはいえ、日本出版販売単独では、売上高は1775億4100万円(同11.7%減)で前年から約235億円減少。営業損失は6億2600万円(前年は4億3700万円の利益)、経常損失は4億9400万円(前年は5億3200万円の利益)、中間純損失は5億8400万円(前年は3億4800万円の利益)と赤字決算。「書籍」「雑誌」「コミックス」「開発品」の全4部門で減収。返品率は「雑誌」が同3.7ポイント改善したが、他の3部門が増加し、総合で同0.4ポイント悪化した。 |