23/07/02●「町の本屋さんを元気にして日本の文化を守る議員連盟」とういう時代錯誤集団 |
この政策提言が骨太の方針にも「書店のDX化推進」などとして盛り込まれたというので、改めて読んでみたが、その時代錯誤ぶ り、認識不足ぶりに驚いた。 なにが驚気かというと、「街の本屋」は「ネット書店」よりも「未知の本との出会い」の可能性をより大きく秘めている」として、「書店がなくなることは、日本の文化の劣化に繋がることを意味する」としていることだ。 すでに、全国1741市区町村のうち、「街の本屋さん」がまったくない自治体は456自治体(26.2%)になっているのに、いまさらこんなことを言っているのだ。
デジタルネイティブのZ世代は、すでに「街の本屋さん」を必要としなくなっている。必要としなくなっているものは、今後、どんどんなくなっていくのは仕方ないだろう。それが、文化の劣化に繋がるなんてことはありえない。 おそらく、ここに参加した議員たちは、街の本屋さんに行ったこともなければ、まともに本を読んだこともないだろう。まして、Z世代のことなどまったくわからないだろう。 そういえば、「プレジデントオンライン」が消えゆく書店の実状記事を出していた。参考になるので、以下、URLをコピペしておく。 『大手出版社は絶好調なのだが…日本全国で「書店がひとつもない街」が増えているアマゾン以外の要因』(プレジデントオンライン 2023/06/06) |