メルマガ[672] 中国デカップリングは日本を確実に貧しくする。耐えられるのか、日本経済? |
No.672 2023/06/13 アメリカと中国との間で、貿易戦争が起こり、それが発展して「新冷戦」になって以来、日本にとって、「中国デカップリング」(China decoupling)は最大の問題である。 ここ数年、日本企業は中国撤退を進めてきたが、はたして、どの程度まで進んだのだろうか? 現在、半導体分野はそうせざるをえなくなったが、まだ撤退できないでいる企業も多い。 日本の保守言論は安易に「脱中国」「反中国」を唱えるが、中国デカップリンをやればやるほど、日本経済は大きな打撃を受ける。日本は確実に貧しくなる。はたして、日本経済はそれに耐えられるのだろうか? [目次] ───────────── ■「中国撤退は難しい」はすでに昔話 ■3通りあるなかで「会社売却」が有利 ■問題は利益をどの程度捨てられるか ■コロナ禍により撤退は加速する一方に ■経済産業省の「中国撤退」補助金 ■半導体装置にみる中国禁輸のジレンマ ■「デカップリング」ではなく「デリスキング」 ■「フレンドシェアリング」によるリスク分散 ■中台有事でGDPの53兆円が消失 ■インド、ASEANにおいては脱中国は不可能 ■米トップ企業CEOは脱中国に反対 ■ロシア敗退で中国外交が変わることも ────────────────── 山田順の「週刊:未来地図」 ― 経済は?ビジネスは?今後確実に起こる未来の歩き方。ときどき、取材裏話、スクープ、身辺雑記。 有料メルマガの購読、課金に関するお問い合わせは、 このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にして下さい までお願いいたします。 (その他のアドレスですと、お返事できない事がございます。御了承下さい) 配信中止、メールアドレスの変更はfoomiiのマイページから変更できます。 ログイン時に登録したID(メールアドレス)とパスワードが必要になります。 |