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[430]バイデン老化で米国パニック。老化の正体とは? 老化は病気なのか?
2024年 7月 08日(月曜日) 21:43

 6月末の大統領候補ディベートで、失態を演じてしまったバイデン大統領。敵はトランプ前大統領ではなく、「老化」(エイジング)であることがはっきりしてしまった。以来、アメリカはパニック状態。民主党は「バイデンを降ろせ」という若手議員の反乱が始まっている。しかし、バイデン本人と命運をに握るとされるジル夫人は、選挙戦続投を名言している。

 しかし、どう言おうと、老化には誰も勝てない。そこで、今週のメルマガでは、3回にわたり「バイデン老化パニック」を配信した。

  以下は、その3回目「 老化の正体とは? 病気なら治療で治せるのか?」の再録だ。

  最近は「老化は防げる病気」とされるようになり、人類の夢「不老」を実現すべく、アンチエイジング(抗老、不老)、長寿の研究が加速している。その研究をリードしているのは、もちろんアメリカで、研究への巨額投資が集まっている。

 

■アンチエイジング研究に巨額投資

 

 残念ながら、バイデンは早く老いすぎたと言える。もう少しすれば、人類の寿命は120歳まで伸びる可能性があったからだ。現在、過去のどんなときより、人類は「不老不死」を求め、「アンチエイジング」の研究が加速化している。

 デジタルエコノミーの時代がやって来て、GAFAMなどのビッグテックに富が集中しているが、そのリーダーたちはみな、アンチエイジングの実現に惜しみなく巨額資金を投じている。

 たとえば、グーグルの共同創業者のラリー・ペイジは、2013年に、アンチエイジング研究を行うベンチャー「キャリコ」(Calico)を設立。長寿を研究開発の目標として、加齢や寿命をコントロールする因子の研究のために、しており15億ドルを投じている。

 

■ジェフ・ベゾスは不老研究に30億ドル

 

 アマゾンのジェフ・ベゾスとペイパルのピーター・ティールは、2016年、「老化細胞除去薬」(セノリティクス:senolytics)の開発を目指すバイオ企業「ユニティ・バイオテクノロジー」(Unity Biotechnology)に巨額投資をした。

 さらに、ジェフ・ベゾスは、2021年に起ち上げられ、日本の山中伸弥教授もアドバイザーとして参画しているベンチャー「アルトス・ラボ」(Altos Labs)に出資した。その出資金が30億ドル(約4800億円)と巨額だったため、

「アルトス・ラボ」には大きな注目が集まった。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)が発行する科学技術誌「MITテクノロジーレビュー」によると、「アルトス・ラボ」は、細胞を再プログラムする技術の開発を目指し、将来性のある科学者を年俸100万ドルで採用しているという。

 

■長寿スタートアップ向けのファンドも誕生

 

 ChatGPTをつくったハイテク企業「オープンAI」のCEOサム・アルトマンも、アンチエイジング研究のスタートアップに巨額投資したことで話題になった。投資先は、「レトロ・バイオサイエンス」(Retro Biosciences)で、投資額は1億8000万ドル(約288億円)。

 レトロ・バイオサイエンスは、「ヒトの寿命をあと10年伸ばす」ことをミッションとして設立された企業で、アメリカではこうしたスタートアップを「ロンジェビティ・スタートアップ」(longevity startups)と呼んでいる。ロンジェビティ(longevity)とは長寿のことだ。

 ここ数年で、アメリカにはロンジェビティ・スタートアップが続々誕生し、そこに世界中の資金が集まっている。長寿研究のスタートアップに特化して投資する「ロンジェビティ・ファンド」(Longevity Fund:長寿ファンド)も誕生している。その一つに、サウジアラビア王室が10億ドル(約1600億円)で立ち上げた「ヘボリューション財団」(Hevolution Foundation)がある。

 長寿研究のスタートアップ向けに「アメリカの高齢者の認知や筋肉などを10年若返らせたら賞金1億ドル」というコンテストの開催も発表されている。

 

■日本におけるアンチエイジング研究

 

 2022年に世界のアンチエイジング研究・開発に関わるスタートアップに投資された金額は50億ドル(約8000億円)を上回るとされ、その投資額は年々増えている。

 アンチエイジング研究・開発のスタートアップは、現在、全世界で500社を超えているとされ、日本でも誕生している。しかし、その数、規模ともアメリカの比ではない。

 日本のスタートアップで話題を呼んだのは、創業者の高橋祥子が東大大学院農学生命科学研究科博士課程在籍中に設立した「TAZ」(タズ)」。ここでは、代謝のコントロールと、老化細胞の除去という2つのアプローチで長寿の研究が進んでいる。

 もちろん、既存の製薬企業や医療企業、大学などの研究機関、公的な研究期間でも、アンチエイジング研究は進んでいる。

 日本では、国が主導する「ムーンショット研究プログラム」(内閣府の制度)というものがあり、「2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システム」を開発するということで研究が進められている。

 

■FDAは現時点で「老化は自然現象」

 

 国家のアンチエイジング研究で先端を行っているは、やはりアメリカだ。アメリカには、「アメリカ国立老化研究所」(NIA:National Institute on Aging)がある。NIAは、所内で研究をするかたわら、アメリカ国内の病院、大学などの研究機関に多額の資金援助を行っている。ただし、NIAの研究の最大のテーマは認知症である。

 現在のところ、「アメリカ食品医薬品局」(FDA:Food and Drug Administration)が承認したアンチエイジングのクスリ(不老長寿薬)はない。もちろん、世界のどこの国でも誕生していないし、公的機関が承認した例はない。

 FDAは現時点では、「老化(エイジング)は自然現象」との立場を取っていて、老化を「疾病(疾患)」のカテゴリーに分類していない。

 近い将来、この分類が変われば、市販の不老長寿薬が登場する可能性は十分にある。

 

■FDAが抗認知症新薬「ドナネマブ」を承認

 

 ここで、FDA発のニュースが飛び込んできたので、それに触れたい。

 FDAは、7月2日(米国東部時間)、医薬品大手の「イーライ・リリー」のアルツハイマー病薬「ドナネマブAZBT」(製品名「キスンラ」)を承認した。

 この承認は、前回のこのメルマガで詳述した「レカネマブ」に次ぐ2番目の承認で、その効果は「レカネマブ」とほとんど同じ。アルツハイマー型認知症の初期および前段階となる軽度認知障害(MCI)の患者の進行を遅らせる。

 このように、FDAは認知症に関しては積極的である。それは、製薬大手のロービーイングがあるからだ。いずれ、アンチエイジングに少しでも効果があるクスリができ、スタートアップと製薬大手の炉ビーイングが行われれば、不老長寿薬は承認されるだろう。

 

■すでに人類は「不老長寿」を手にしている

 

 ではなぜ、近年、ここまで老化の研究が盛んになり、不老長寿のクスリの開発が視野に入ってきたのだろうか?

 その理由は、世界の多くの国が高齢化社会に突入したこと、バイオテクノロジーの発展、そして、ヒトゲノム(遺伝子情報)の解析が終わったことなどがある。

 そこで、問題になるのは、「不老」とはなにか?「長寿」とはなにか? よく「人類最大の願いは不老不死」と言われるときの「不死」とはなにか?ということである。

 この3つの言葉は、それぞれ意味するところが違う。

 まず、「不老」は「老いないこと」で、「老い」の反対は「若さ」だから、「いつまでも若くいること」となる。となると、「長寿」とは意味合いが違ってくる。「長寿」の場合、若かろうと老いようと、「長く生き続ける」ことだからだ。

 さらに「不死」を考えると、これは「不老」とも「長寿」ともまったく違う。なぜなら、「死」の反対は「生」であり、「生きるか死ぬか」の問題は、「不老」とも「長寿」とも分けて考える必要があるからだ。

 

■すでに人類は「不老長寿」を手にしている

 

 そこで、現在、研究・開発が進んでいるアンチエイジングについて考えると、これの目的は「老いないで少しでも長く生きること」=「不老長寿」を達成するということになる。

 こう見てくると、「なんだそれなら、もう達成されているではないか」と言う人がいる。

 たしかにいまは、平均寿命が大幅に延び、アンチエイジングの効果がある美容、医療も行われている。つまり、もう「不老長寿」はある程度達成されており、いまのアンチエイジング研究は、最新の研究成果を活かして、それをどこまで伸ばしていくかという話なのである。

 現在のところ、120歳が寿命の限界とされているが、研究が進めば、それが150歳、200歳になると言われている。学者のなかには、「200歳、いや300歳まで伸ばせられる」という人間(デンマークのコペンハーゲン大学の分子生物学者ニクラス・ブレンドルグ)もいる。

 

■アンチエイジング研究の4大アプローチ

 

 では、いま、どのようにしてアンチエイジングの研究が行われているのだろうか? 英「ネイチャー」誌は、次の4つのアプローチを指摘している。
 
(1)血液交換:血液中に含まれる病因物質を除去して健康な血液に入れ替える。

(2)代謝のコントロール:カロリーを制限する物質をサプリメントやクスリから摂取する(カロリー制限は老化を防ぎ寿命を伸ばすことが証明されている)。

(3)老化細胞の除去:炎症物質などを出す老化細胞をサプリメントやクスリで除去する。

(4)細胞のリプログラミング(初期化):クスリによって細胞組織を胎児のような状態に戻す。 
  

 このうちの(1)は、アメリカのIT起業家のブライアン・ジョンソンが、自分の子どもの血液成分を体に注入し、その結果、加齢のペースが緩やかになったと主張した例がある。しかし、多くの生物学者が安全性が保てないとし、懐疑的である。

 (2)と(3)は、現在、いちばん行われているアプローチで、(3)の老化細胞の除去するためのクスリ「「セノリティクス」は近い将来にできる可能性が高いという。(4)の細胞リプログラミング(初期化)は、手を加えた細胞ががん化するリスクがあり、安全生が懸念されている。

 

■なぜ、ヒトは老化するのか? 原因は?

 

 原因がわかれば、研究は進む。しかし、いまのところ、これだという老化の根本原因はわかっていない。というのは、原因は1つではなく、さまざまな原因が絡み合って老化が起こるとされているからだ、

 これまで指摘されてきた主な説は、次の4つ。

(1)突然変異説:細胞の突然変異が蓄積されていくことで老化が進行していく。

(2)活性酸素説:体内で発生した活性酸素により細胞が酸化し、老化が進む。

(3)細胞糖化説:酸化が「サビつき」と表現され、糖化は「こげつき」と言われる。たんぱく質の糖化が多くの疾患の原因となり、老化を進める。

(4)テロメア短縮説:テロメアは染色体の末端にある突起。細胞分裂が重なるごとに短くな理、細胞は老化していく。

 以上を総合してみると、老化はあらかじめ遺伝子に組み込まれているプログラムであり、さまざまな原因による障害(酸化や糖化など)によって、細胞が機能低下していくということになる。

 

■老化は自然現象ではなく「治療できる病気」

 

 近年のアンチエイジング研究の出発点となったが、長寿を司る「サーチュイン遺伝子」(長寿遺伝子)の発見である。

 それまで老化は、自然現象であって、それゆえ不規則で制御できないと思われていた。しかし、サーチュイン遺伝子の発見から、遺伝子レベルでの研究が進むに連れて、老化は「治療できる病気」という考え方が生まれた。

 ハーバード大学大学院のデビッド・A・シンクレア教授が、この考えを提唱し、自らの研究成果を生かすためにベンチャーもつくった。

 サーチュイン遺伝子を発見・研究したのはMITのラニー・ガランテ教授の研究室。1990年代後半、この研究室のポスドクだったのが、デビッド・A・シンクレアである。

 サーチュイン遺伝子は、ヒトの10番目の染色体に存在していて、ほかのさまざまな遺伝子の働きを制御したり、体内のエネルギー代謝にかかわったりしていた。そして、その働きが鈍くなると、活性酸素が増加し、酸化によって傷ついた細胞の修復が遅れてしまうことがわかった。

 つまり、この遺伝子の働きを活性化させれば、老化は防げるとなったのである。

 

■サーチュイン遺伝子の働きを制御する「NAD⁺」

 

 2013年、サーチュイン遺伝子を脳で活性化させたマウスの老化が遅れ、寿命が延びたことが確認されると、この分野のアンチエイジング研究はさらに進んだ。

 サーチュイン遺伝子の働きを制御しているのが「NAD⁺」(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)という補酵素。NAD⁺が加齢に伴って減ると、サーチュイン遺伝子の働きが弱まる。つまり、老化が進むので、NAD⁺を減らさないようにすれば、老化は抑えられるということになった。

 それで、登場したのが、NAD⁺サプリやNAD⁺点滴療法である。ただし、その成果に関してはまだ確かな検証はできていない。ただ、アメリカではすでにNAD⁺サプリやNAD⁺の点滴療法が普及しており、日本では、NAD⁺よりも、その前段階の「NMN」(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)のサプリ、点滴が行われるようになった。NMNを摂取すると、体内でNADに変換されるからだ。

 NAD⁺もNMNも未承認薬であり、日本では保険適用外なので1回の点滴は数万円〜数十万円する。

 

■「老化細胞」と「セノリティクス」の開発

 

 NAD⁺とともに、研究が進んで開発されてきたのが「セノリティクス」(老化細胞除去薬)である。「セノリティクス」(senolytics)は、「老化」(senescence)と、「対抗」(lytics)を合わせた言葉で、まさに「老化防止」を意味する。

 普通、古い細胞が分裂をやめて新しい細胞に置き換わるときは、自ら死んで壊れる「細胞死」を起こす。しかし、一部に死なず生きながらえるものがあり、これが老化細胞である。

 老化細胞が蓄積すると、がんや動脈硬化、糖尿病、認知症を引き起こし、老化を促進する。そのため、これを取り除く必要がある。

 ジェフ・ベゾスがスポンサーとなった「アルトス・ラボ」はこの研究開発を進めていて、山中教授がアドバイザーとなったのは、iPS細胞で山中教授が使った4つの因子が、老齢化したマウスの細胞を若返らせたからだという。

 現在、多くのスタートアップや製薬会社が、セノリティクスの開発に取り組んでいるので、2026年ごろには実用化されると言われている。そうなれば、FDAも承認し、セノリティクスはアンチエイジングの切り札として一気に広まる。

 日本では、すでにセノリティクス成分を内包したというサプリやクリームなどが商品化されて販売されているが、これは機能性表示食品で医薬品ではない。

 

■世界には「老化しない」長寿動物がいる

 

 アンチエイジング研究者が、「不老は可能」と確信するのは、世界には多くの不老、長寿動物がいるからだ。

 その代表とも言えるのが、アフリカ東部の地下に生息するハダカデバネズミだ。大きさはマウスとほとんど同じだが、マウスの10倍以上長生きする。実験用マウスの寿命は最長で3.5年とされるが、ハダカデバネズミは最長で37年も生きる。

 しかもハダカデバネズミは、年令を重ねてもほとんど老化しない。生きている間は、活動量や繁殖能力、心血管機能の低下が見られず、がんだけでなく、アルツハイマー病や生活習慣病にもならず、死ぬときはコロッと死ぬ。彼らは、アリと同じように地下トンネルを掘り、女王を頂点に、数匹の王と大多数の働き者軍団で集団生活をしている。このような生活が、不老長寿の秘訣だと指摘する研究者がいる。

 グリーンランド近辺の深海域に生息する、ニシオンデンザメは、なんと最長で500年生きる。これは、ホッキョククジラの約200年を上回り脊椎動物のなかでいちばん長生きするという。

 海鳥の多くも長寿だ。ペリカンやアホウドリは60〜70年生きる。これは、海には外敵が少ないうえ、飛ぶために大量のエネルギーを必要とするからという。大量のエネルギーを使うことで発生する有害な活性酸素を、速やかに破壊する防御機能を持っているという。

 

■遺伝子よりも生活習慣のほうが大きく影響

 

 長寿動物が持っている機能を、ヒトに移し替えることは不可能に近い。動物実験でうまく行ったからといって、それがヒトにも適応できるという保証はない。

 たとえば、単純な線虫を実験動物に使って効果が出たとしても、人のような高等生物は線虫と違って数多くの仕組みで生命現象が制御されている。つまり、効果のある一つの遺伝子を操作しても、それだけでは、高等生物には効果がほとんどないと言える。

 アンチエイジングの研究者の多くは、老化をコントロールする機能に関して、遺伝子の影響よりも、はるかに生活習慣のほうが大きいと言う。

 これは、どんな病気に言えることであり、当たり前すぎる結論だ。要するに若いときから暴飲暴食を繰り返し、不規則な生活を送れば、長生きはできないという。

 

■「NYタイムズ」の「不老不死の魔法の薬」記事

 

 結局、現時点でたどり着くのは「健康生活」である。

 多くの医者、専門家が勧めるのは、運動、食事、睡眠。この3つを規則正しく、過不足なく繰り返して生きることだ。

 「NYタイムズ」の記事(2024年1月24日)で、『夢の不老不死「魔法の薬はすでに存在している」健康寿命を延ばす七つのポイント』(日本語版のタイトル、実際のタイトルは「Is delaying menopause the key to longevity?」)というのがあったので、なんだろうと読んでみたら、以下の7点が“魔法の薬”だった。

(1)もっと動こう:体を活発に動かす

(2)もっと果物と野菜を食べよう

(3)十分な睡眠をとろう

(4)喫煙しない、そして飲み過ぎない

(5)慢性疾患を管理する

(6)人間関係を優先する

(7)ポジティブ(前向き)思考を養う

 これのどこが“魔法の薬”なのか?

 私たちは、常に死を恐れて生きているが、生きながら死を経験して、そこから教訓を得ることはできない。

 

■人気急落で撤退要請。ジョンソン大統領の例も!

 

 あのディベートを見て以来、バイデンの元気さは、カラ元気にしか思えなくなった。アメリカ国民の誰もが同じように思っているはずだ。

 民主党系調査会社の流出メモをニュースサイトの「パック」(Puck)が報じたところによると、ディベート以後バイデンの支持率は急落し、1週間としてはここ約3年で「最大の落ち込み」を記録したという。

 民主党のロイド・ドゲット下院議員は、7月2日、民主党議員として初めて、ついに「バイデン氏が撤退という苦渋の決断をするよう望む」と公に表明した。

 再選を目指す資格のある大統領が、最終的に出馬を辞退した例がある。1968年の予備選でのリンドン・ジョンソン大統領だ。予備選で常に劣勢だったため、断念したのである。その年の党大会では、ヒューバート・ハンフリー副大統領が党の正式候補に指名された。

 しかし、バイデンは、予備選のすべてを圧勝してきている。人気がないのは、ただただ高齢で、ボケているのではと懸念されるからだ。いったい、アメリカはどうなるのか?まだ、先が見通せない。

 

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