山田順プライベートサイト

　バイデンがボケを危惧されて、引き摺り下ろし運動が始まったと思ったら、今度はトランプが、7月13日に銃撃された。いったい、アメリカはどうなっているのか？ そして、どうなっていくのか？

　トランプが銃撃されて、運よく助かったのは、ペンシルバニア州バトラーの演説会場。銃弾は右耳をかすめただけで、とっさに身をかがめたトランプは、次の瞬間、ガードに抱えられながら観衆に向かって拳を突き上げた。

　このことについて、トランプは、週刊誌『ワシントン・エグザミナー』のインタビューで、「世界から見られているとわかっていた。歴史がこれを裁くことになる。『大丈夫だ』と知らせなければならないと思った」と述べているので、たいしたものである。

　拳を突き上げた写真のインパクトは大きく、「これでトランプ再選は間違いなくなった」と言う人間が多くなった。じつは、私もそう思った。トランプのサポーターたちは、口々に「トランプには神がついている」と言っている。

　それにしても、20歳という若い狙撃犯、トーマス・マシュー・クルックスはなぜトランプを狙ったのか？ 動機は不明だ。失職し、自分が周りに認められない不満をぶつけたのか？どうやら政治的な背景はないようだ。

　本当にトランプを暗殺したかったなら、こんな稚拙な方法を使わず、半自動ライフルにフルオート並みの速度で連射できるバンプストックを装填すればよかったと指摘するメディアもある。そうすれば、狙撃の腕は関係なかったという。　

　銃撃後、最初の世論調査、イプソスとロイターのものが16日に公表された。

　それによると、支持率はトランプが43％に対し、バイデン41％で、トランプのリードは2ポイントだけ。ロイターは「トランプのリードは小幅にとどまり、銃撃事件は有権者の考えに大きな変化をもたらしていない」と分析しているが、にわかには信じがたい。

　いろいろなニュースがあるが、それにいちいち反応していたら、キリがない。今日は、MLBのオールスターが行われ、大谷が3ランホームランを打った。テレビは、朝から晩まで、そればかりやっている。

　明日は晴れて最高気温は35℃に迫るという。梅雨は明け、明日から猛暑の夏が続く。今週から、娘は産休・育休が明けて仕事に復帰した。家内は、連日、2歳になった孫娘の世話に行っている。日本語、英語、フィンランド語のすべてにきちんと反応するようになり、どんどん話す。子供の成長は本当にはやい。