24/10/22●朝日出版社で大騒動。創業者遺族と経営陣、労組が深刻な対立! |
すでに業界内では知られていたが、このほど、経営陣が声明を出し、それに合わせて朝日新聞が『朝日出版社「経営陣全員クビ」M&Aでトラブル、労組はスト権確立』という記事を出した。 朝日出版社は、語学教材などで知られる中堅出版社だが、かつて宮沢りえのヌード写真集「Santa Fe」(篠山紀信撮影)を大ベストセラーにしたことがある。現在、従業員はアルバイトを含めて約70人で、売り上げは十数億円。多くの出版社同様、あまり芳しくない。 そんな出版社が、なぜM&Aでトラブルに陥ったかというと、昨年、創業者の原雅久が87歳で死去し、株式の7割を妻が、3割を娘が受け継いだからだ。この2人の遺族、とくに娘は現社長である原氏のおいの就いた小川洋一郎氏と不仲で、株式相続とともに、それを手放すことにした。このことを、現社長と社員には全く知らせなかったため、トラブルが勃発したのである。 結局、なんの話し合いもないまま、塗油時として社長ほか役員6人が、突如解雇され、トラブルは泥仕合になってしまった。いまのところ、解決策は見出せない。 |